三軒茶屋 神戸 桐生 各店モーニング推しです。
銀座モーニング・ランチ3/17より再開!朝8:00から営業開始。ランチは予約受付中

歌うことも、働くことも

みなさん、こんにちは。MAMEHICO神戸・御影店長の妻のみゆきです。

初めて「面白可笑ひこ」を御影のお店で開催したのが2023年。
私もそこで舞台に立って歌うことになりました。

なぜ歌うことになったかというと、御影のお店に立つ前、音楽の仕事をしていたからです。
音楽を教えたり、ライブで歌ったりしていました。
それで「面白可笑ひこ」でも歌わせてもらうことになったのですが、これがもう、すっごく、いやだったんです。
絶対に歌いたくなくて、逃げ出したかった。

人前で歌うことを、一度も楽しいと思ったことがなかったんです。
お客さんが審査員に見えて、いかに100点を取れるか、どうしたらよく見られるか、ということばかり考えていました。
なるべく100点を取りやすい曲ばかり選ぶようになって、音程が外れないように、リズムが取れるように練習をしていました。

それなのに、その日歌うように言われたのは、ミュージカル「アニー」の主題歌「Tomorrow」です。
100点を取りにいく曲とは真逆でした。
上手に歌えないことがわかっていて、できない自分を見せることになるのに、どうして舞台に立たないといけないんだろう。
リハーサルはもちろん、本番でも号泣してしまいました。

「面白可笑ひこ」に出たころは、お店がオープンしたばかりで、余裕もありませんでした。
初めてのことばかりで、逃げ出したい毎日。
デザートや食事を作ることはもちろん、仕込み数を決めたり、買い出しや発注をしたり、排水溝までピカピカに掃除をすることも、売上を数えることも、イベントに出てくれる人を探すことも、すべて初めてでした。
今思い返すとお客さんには申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、ゾンビのような顔をして、毎日お店に立っていたと思います。

そんな日々を過ごすうちに、「珈琲、美味しかったわよ。ありがとう」「久しぶりにゆっくり過ごせました。ありがとう」などと声をかけていただくようになりました。
最初はそんな声を聞く余裕もなかったのですが、だんだんとお客さんからの「ありがとう」が心の奥にしみてきて、元気をいただいていることに気がつきました。

そしてだんだんと、珈琲を美味しく淹れたいと思うようになり、店内はいつも清潔にしておきたい、季節のかわいいお花を飾っておきたいと思うようになりました。
お客さんに喜んでもらいたい。
このお店では美味しいものを出すんだ、心地よく過ごしていただくんだと、仕事に誇りを持っている自分にも気がつきました。

そこで、大失敗だった「面白可笑ひこ」が終わった日から、心の奥にずっとあった疑問、「人前で歌うってなんだろう?」という謎が解けた気がしました。
「そうか、歌うことも、お客さんの“ありがとう”のためにあるのかも!」と思うようになったんです。

そう思うようになると、毎日が「面白可笑ひこ」です。
珈琲を淹れるときも、掃除をするときも、お客さんとお話しするときも、喜んでいただきたいという気持ちでお店に立っています。
忙しかったり、寝不足だったりすると、笑顔になれない日もありました。
お客さんに喜んでいただくためには、しっかり食べてよく眠って、私が元気でいることも大事なんだと知りました。

それでもたまに、どう見られるか、どう思われるかを気にする気持ちが、ちらっとよぎることもあります。
でも、喜んでいただくためにはどうしたらいいだろうと必死に考えながら動いていると、いつのまにか忘れています。
うまくいかないことの方が多いですが、そんな日々を過ごせることが楽しいです。
これからも私は、「面白可笑ひこ」な日々を過ごしていきます。

  

面白可笑ひこ
2026年 3月 14日(土)
昼 12:00 OPEN/13:00 START
夜 16:00 OPEN/17:00 START
MAMEHICO東京・銀座にて

 

面白可笑ひこ学校 梅雨
2026年 4月 15日(水)エントリー締切