場所は銀座のカフェ「MAMEHICO」。
発起人・主宰はそのオーナー井川啓央。
漫画家にして本質翻訳家の山田玲司、
そしてゴーストライター奥野晴信。
かくしてそのサロンの名は『銀座日曜会』。
2023.4.1から始まった
会員制完全オフラインサロン『銀座日曜会』。
個性あふれる第一期の会員たちの創ってきた賑わいそのままに、
よりごきげんでより豊かな場を創りたい。
銀座日曜会、第二期がいよいよ始まりました。
【第二期 募集について】
第二期の「銀座日曜会」の募集は終了いたしました。
【趣旨】
21世紀に入り、我々を取り巻くコミュニティの在り方も変化し、
「オンラインサロン」という新たなコミュニティが生まれました。
世界のどこにいても参加、コミュニケーションできる画期的な場は、
コロナ禍において、人と直に触れ合うことや、集まって話すことが敬遠されたこともあって、
盛況となっています。
一方、顔を合わせ話をする文化サロン。
かつてサロンは、人間的な成長を深く促す場として機能してきました。
皮肉にも「オンラインサロン」が盛んになることで、
ヒトが集まり、顔を合わせてしか伝わらないことの大切さもまた見えてきたように思うのです。
そんな想いから、文化サロン『銀座日曜会』を立ち上げることにしました。
場所は銀座のカフェ「MAMEHICO」。
発起人・主宰はそのオーナーである井川啓央と、漫画家にして本質翻訳家の山田玲司、
そしてゴーストライター奥野晴信です。
【形式】
「集会」と「茶会」のふたつの会合を基本的な集まりとします。
□ 「集会」とは
毎月、どこかの日曜日、マメヒコを貸し切って開きます。
主宰は全員参加します。
集会では色んな企画を考えています。
□ 「お茶会」とは
毎週平日の夜にマメヒコに集まって雑談をする集いです。
主宰は誰か1人が参加します。
【場所】
MAMEHICO東京・銀座
東京都中央区銀座2-2-18 TH銀座ビル 10F
TEL:03-6263-0820 JR「有楽町駅」京橋口より徒歩3分東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」4番出口すぐ
【会員と会費】
□ 会員は毎月のイベントや毎週のお茶会に参加できます。
□ イベントの企画やプレゼン、悩み相談などもできます。
□ 入会期間は10〜3月の半年間
①ダイアモンド会員
30代以下限定。(18歳~39歳)
様々なジャンルの同輩や、経験豊富なアッシュ会員の話を聞いたり相談したりして、感性を磨いたり、知識を増やして、人生を豊かなものにしてください。
第2期会費 33,000円
②アッシュ会員
40歳以上。
経験や知識、ユーモアを持ってダイアモンド会員をサポートしつつ、普段出会えない人たちとの交流で人生をより豊かなものにしてください。
第2期会費 55,000円
発起人よりご挨拶
MAMEHICO代表井川 啓央(いかわ よしひろ) 1973 年札幌生まれ。日大芸術学部中退。株式会社セレンディピティ代表取締役社長。2005 年 7 月「カフエ マメヒコ」を三軒茶屋に開店。2008 年、影山知明氏の依頼にて、西国分寺に「クルミドコーヒー」を開店。2017 年より、シャンソニエ、エトワール★ヨシノとして、作詞、作曲を精力的に行う、2021年からは、連続ドラマ「ノッテビアンカ」を、脚本、撮影や録音、演出、監督、編集まで総合的に手掛け、自身のYouTubeチャンネルにて配信中。2022年「MAMEHICO東京・銀座」、「MAMEHICO神戸・御影」それぞれ開店。https://ikawayoshihiro.com/
□ 銀座日曜会発起人 山田玲司より 伝説の「銀座水曜会」が復活 明治時代の文化人は「サロン」なるものを開催して様々な人達との交流を深めておりました。 そんな先人に憧れた僕は仲のいい文科系クリエイターを集めて「銀座水曜会」を立ち上げ、それがやがて「山田玲司のヤングサンデー 」となりました。 そんな縁のある銀座に会員制カフェ「MAMEHICO」が誕生! オーナーの井川さんは「ヤンサンのご機嫌思想」に共感してくれて「銀座のお店をベースに何かやろうよ」という流れになりました。 結果、あの「銀座水曜会」を『銀座日曜会』として、僕らと文化を共有したい人達を募集する事になりました。 基本的に「面白いことが好き」であれば大歓迎です。現役クリエイターや文化が大好きな人はぜひお越しください。
山田玲司 漫画家 文筆家 本質翻訳家 画家。1966年東京生まれ 多摩美術大学油画科卒。1986年モーニングで漫画デビュー。ラブコメ漫画「Bバージン」。宮藤官九郎との「ゼブラーマン」。対談漫画「絶望に効くクスリ」。新書「非属の才能」が本屋大賞中2賞受賞。新書漫画小説「資本主義卒業試験」恋愛コラム本「おそらく彼は・・」など多数。絵本「UMA水族館」。ニコニコチャンネル・You Tube「 山田玲司のヤングサンデー」放送中。
□ 銀座日曜会発起人 奥野晴信より かつて銀座のファミリーレストランで定期的に集まっていた山田玲司、奥野晴信と、ドレスコーズ志磨遼平を中心とした「銀座水曜会」というサロンがありまして…。 その始まりは10年前。 奥野と志磨が30代になり、人生における一通りの出来事を経験してしまって、あとはそのバージョン違いの繰り返しになるのではないかという予感に対峙していた時期でした。 同じような環境で同じような人と付き合い続けていくと、このままでは新しい友達や、新しい考え方・感性が生まれなくなるのではないかという不安。 気がつけば人生は思いのほか長く、我々の好奇心は思ったよりすり減っていた。 このままでは魂の潤いが徐々に失われ、「人生」と戦い続けることはできないのではないか…? そんな悩みを抱えていた頃、2人は天啓のように山田玲司に出会いました。 ある日、3人は朝までそのことについて語り明かしました。 結論に待っていたのはシンプルなことでした。 どんなジャンルであろうと俺たちと同じような危機感を持っている人がいるはずだ。 ならばそいつら集めてもっとごきげんに生きていこうぜ、友達増やそうぜってとこに、素直に導かれたのであります。 そして我々は最低限自分たちとコミュニケーションとコンセンサスが取れる人を集めて、20世紀前半のエコール・ド・パリと呼ばれた時代に爛熟したサロン文化の真似事を、または日本における「座」の復活を、やってみることにしました。 3人がそれぞれ出会った「おもしろいひと」を呼んでは「銀座」に集まり、時間が許す限り語り合うというこのサロンは、主に月1回どこかの「水曜日」に集まっていたので「銀座水曜会」としました。 「水曜会」という名前はかつて夏目漱石が「木曜会」というサロンを作っていたのにあやかってつけたもの。 明治・大正にはそういう文化サロンがいくつもあって、例えば石井柏亭、北原白秋らの「パンの会」は銀座のカフェー・プランタンに集まり、かの今村紫紅や速水御舟らも「赤曜会」という秘密結社めいた芸術サロンをつくったりしていました。 銀座といえば文豪BAR「ルパン」に坂口安吾や太宰治が足繁く通ったのも有名な話。 もっと昔で言うと江戸時代の木村蒹葭堂や、室町時代の足利義政のサロンもありますね。 あちらは上方で、銀座ではありませんが。 まぁつまりそういう文化人伝統の「サロンごっこ」をやりたかったわけであります。 そしてこの「銀座水曜会」をベースとして生まれたのがインターネット番組「山田玲司のヤングサンデー 」(ヤンサン)でした。 ヤンサンが始まってから、水曜会は不定期になっていきました。 というのもヤンサン自体が「様々な人を呼んで話して人生を豊かにする」という水曜会的な活動でもあり、徐々に水曜会は実際のサロンというよりは概念として、ヤンサンに溶けていきました。 そこに追い討ちをかけるようにやってきたコロナ禍では、もはや集まること自体ができず、さらにはコロナ不況でいつも集まっていた銀座のファミレスも潰れてしまい、あの水曜会も完全に想い出の中に編み込まれてしまった2022年…。 想えば銀座で集まり始めてから10年が経っていました。 そんな時、ヤンサンを見てくれていた井川啓央さんと縁ができました。 井川さんは言いました。 「よかったらうちのカフェで何かいっしょにやれないかな?」 「カフェですか?どこにあるんですか?」 「最近、銀座に移って来たんだよ」 …もういちど、銀座に呼ばれたような気がしました。 でも、頭に去来したのは10年前とはまた違う想いでした。 それは我々が10年前に求めた豊かな他者との出会いを、今の若い人たち、かつての俺たちのような奴らにも用意してあげたいという想い。 かつて我々はそれぞれがそれぞれの現場で闘いつつ、しばしその戦場から離れ、互いの傷や悩みや戦歴を語り合い、次の何かにつなげる場が欲しかった。 そんな場所が、そんなサロンが、あったらいいな。 ないのなら、創ればいい。 そうして集まったのが「銀座水曜会」でした。 それは自分たちが「人生」を長く闘い続けていくためのサロン。 山田玲司の言葉を借りれば「和を持って属さず」を形にしたような流動的な輪。 あれから10年経ちました。 今度はまだ出会っていない、かつての俺たちみたいな、あなたのために創ります。 それが「文化をつなげる」ということでもあると信じて。 かくして今ここに、よりオープンな「銀座水曜会」を「銀座日曜会」として、再び立ち上げることになった次第であります。 「然し、生きていると、疲れるね。かく言う私も、時に、無に帰そうと思う時が、あるですよ。戦いぬく、言うは易く、疲れるね。然し、度胸は、きめている。是が非でも、生きる時間を、生きぬくよ。そして、戦うよ。決して、負けぬ。負けぬとは、戦う、ということです。それ以外に、勝負など、ありやせぬ。戦っていれば、負けないのです。決して、勝てないのです。人間は、決して、勝ちません。たゞ、負けないのだ。」坂口安吾『不良少年とキリスト』より 長期戦を強いられるこの人生におけるサードプレイスとしての感性の補給基地、魂の避難場所をもういちど、銀座で。