三軒茶屋 神戸 桐生 各店モーニング推しです。
銀座は3/17より再開!予約制で6,000円のランチがスタートします。
かつて東京の一等地、多くの人が行き交う場所を舞台としてきたMAMEHICOは今、大きな転換点に立たされました。
コロナ禍を経て変わりゆく都心の風景、効率化と巨大化が進む経済の波。その中で「店を続けること」の本質を問い直したとき、私たちが選んだのは、単なる珈琲を提供する場所ではなく、社会との関わり方を根本から設計し直すことでした。
その羅針盤としたのが、イタリアのデザイン研究者エツィオ・マンジーニが提唱した概念、「SLOC(スロック)」です。
1. 喧騒から離れ、土に根を下ろす(Small & Local)
MAMEHICOが新たな舞台として選んだのは、神戸・御影。
繁華街でも観光地でもない、古くからの静かな住宅街です。ふらりと立ち寄る人は少ないこの場所にあえて店を構えたのは、近代社会の「大きく・中央集権的な仕組み」から脱却し、「Small(小さくて持続可能な単位)」で、「Local(地域の固有性)」に深く根ざすためです。
御影という街が持つ落ち着き、文化、そして緩やかな時間の流れ。
私たちはこの土地の資源や課題と向き合いながら、消費されるだけの場所ではなく、地域の一部として静かに呼吸する店づくりを目指します。
2. 開かれ、そして繋がる(Open & Connected)
「隠れ家」のように閉ざすのではありません。
SLOCの理念にある「Open(外からの知恵や人に開かれた姿勢)」を持ち、遠くから訪れる人、地域に住む人、双方に対して扉を開き続けます。
そして何より大切にするのが、「Connected(関係性の構築)」です。
便利な立地で効率よくサービスを提供するのではなく、不便であっても「あの場所に会いに行きたい」と思えるような、人と人、人と場所の温かな関係を編むこと。それがMAMEHICOの願いです。
御影から始まる、これからの「豊かさ」
MAMEHICO 神戸・御影は、「ついでに来る場所」ではありません。
その覚悟を持って、私たちはここを「わざわざ行く場所」と定義しました。
小さく、地域に根ざし、開かれ、つながる。
このSLOCという思想を、理想論ではなく、手触りのある「実際の場」として試みる実験室。
便利さの先にある、本当の豊かさと関係性を、御影の山手から丁寧につくっていきます。
MAMEHICO神戸・御影 店長の妻の渡辺みゆきです。少しばかり、私の話をします。
私は子供のころから生きづらさを感じていました。空気が読めない、大勢の意見に同調できない。だからといって、どうしたらいいかわからない。
いつか、そんな私のように感じている人でも居心地のいい場所、風通しのいい、明るい場所を作りたいと思っていました。
大人になり、音楽の仕事を通して、私なりに居場所作りをしているつもりでしたが、コロナでみんないなくなってしまいました。あたたかい輪が広がっていると感じていただけに、それは大きな挫折となりました。
「人と人がつながるってどういうことだろう。」
「人の幸せってなんだろう。」
そんなことを考えては答えが出ず、日々もやもやしていました。
そんなとき、コロナ禍でも毎日、お店を開けている渋谷のカフエ マメヒコの様子をSNSで知りました。もともと大好きなお店でしたが、「こんなときに、いったいどういうバイタリティで店を開けているんだろう」とぐっと惹きつけられました。
それから、スタッフさんやオーナーの井川さんと話す機会があり、気付いたことがあります。
それは、「自分の自由は自分の手で守る覚悟」です。そのために自分の頭で考える。依存せず、自分の手足を動かしてなんでもやってみる。できなくても苦手でも、人の役に立つためにできることを増やしていく。
あるとき、お店のトイレや洗面台で水漏れがありました。井川さんを中心に、狭いトイレに入って、洗面台や便器を分解し、寸法をミリ単位で測り、電動ノコギリなどの工具を使い、直していく様子を見ました。直ったあとは、きれいに掃除をして、塗装までして仕上げていく。そして作業が終わると、みんなでご飯を食べ、笑いながらおしゃべりをして、また明日と解散する。
そんな光景を見たとき、人の幸せってこういうことかもしれないと、私はカミナリに打たれたような衝撃を受けました。
いまMAMEHICOのスタッフをしている私ですが、なにからなにまで自分たちでやるので、ほんとに衝撃の連続なのです。それで私たち神戸のスタッフも、まだまだ至らないけど、手間暇かけて、体も心も喜ぶおいしさをお届けしたいと思いました。人の手で作られたぬくもりを感じてほしい。
MAMEHICOで食事するとなんだか元気出るな、そんなふうに感じてもらえたら嬉しい。地場の食材を積極的に取り入れ、派手なことはできなくても、本物を使う。良質な素材で手間暇かけてつくる、丁寧なデザートや食事。
お店を開けてからの3年の間も、原材料の高騰は止まる所を知りません。手間をかける分だけ、人件費もかかります。それでもせっかくのご縁ですから、お店は大切に守っていきたい。
その想いに共感してくださる方たちが、月額でおうえんメンバーとして支えてくださったり、ちょっとしたお手伝いをしてくれたりしています。スタッフとお客さんの垣根を超えて、この場所を好きな人たちとみんなで一緒にお店を育ててくださっています。
はじめは、私たち自身が音楽を続けてきたこともあり、お店でライブイベントをたくさん開催したいと考えていました。
しかしコロナ禍を経て、動画配信やストリーミングが当たり前になった今、かつてのような「集客を目的とした音楽イベント」は、想像以上に高いハードルとなっていました。
私たちは何度も話し合いました。
そこで辿り着いたのが、自主企画として行う「予約不要・参加費無料」のモーニングライブという試みです。
それは、「イベントに行く」という特別な日をつくるのではなく、「日常の延長」として音楽や会話がある風景をつくること。
たまたまふらりと訪れ、手間暇かけて作られた食事やデザートを楽しみ、そこに生演奏が流れている。
そんな時間を重ねていくうちに、少しずつ顔なじみのお客さんが増え、気がつけばここを「自分の居場所」だと思ってくださる方が増えてきました。
朝7時、やさしい音楽で一日をはじめる。
8月から、毎朝7時のモーニング営業に合わせて、朝のカフェにやさしい音楽が流れるようになりました。
このモーニングライブは、主張しすぎず、朝ごはんと音楽が静かに寄り添うような時間です。
美味しいコーヒーと生演奏で、ちょっといい一日をはじめませんか?
【開催概要】
モーニング提供時間:7:00~11:00
※参加費無料(モーニングをご注文の方が対象です)
※予約不要・ふらっとお立ち寄りください
カフェの隣に、小さな店があります。 それが「御影MINI」です。
御影MINIは、MAMEHICO神戸・御影に併設された、ささやかなセレクトショップ。 MAMEHICOの中で、唯一の物販の場でもあります。
ここに並ぶのは、流行の商品でも、効率よく回転させるためのものでもありません。 多くは、隣のカフェのキッチンで、私たち自身の手でつくったおやつたちです。
大量生産はしません。 作り置きもしません。 日持ちさせるために冷凍したり、添加物を使ったりもしない。 厳選した材料を使い、手間も時間も惜しまずにつくる。 それは「売るため」よりも、「きちんとつくりたい」という気持ちが先にあるからです。
おやつだけではありません。 無添加の調味料や食品、カフェで実際に使っている食器、古伊万里をはじめとする骨董品。 どれも「置いたほうが売れるか」ではなく、「この場所にふさわしいか」を基準に、一つひとつ選んでいます。
また、季節ごとに、各地の美味しいものが数量限定で並ぶこともあります。 20年、MAMEHICOを続けてきた中で出会った、生産者さんたちとのご縁。 特に生鮮品は、鮮度が命です。 御影までわざわざ足を運んでくださる方に、お福分けするような気持ちでお届けしています。 こうした入荷情報は、メンバーの方へ優先してお知らせしています。
珈琲豆の量り売りも、御影MINIの大切な役割です。 札幌で焙煎した、フレッシュで高品質な豆を、定番ブレンドからシングルオリジンまで。 お好みに合わせて、その場で挽くこともできます。
御影MINIは、「買い物のための店」ではありません。 私たちの考え方、手の動かし方、素材との向き合い方が、そのまま棚に現れている場所です。
カフェで味わったものを、家に持ち帰る。 誰かに手渡す。 暮らしの中で、ふと思い出す。
御影MINIもまた、 MAMEHICO神戸・御影が目指す「わざわざ来てもらえる場所」の、ひとつのかたちなのです。
人気イベント「季節の花の会」を担当してくれている、紫水・一谷美智子さんをフィーチャーした動画コンテンツ。
お店のこと、近隣の素敵な場所の紹介なども。演出・撮影・編集も全部僕たちでやっています。
ちゃんと見せよう。空気ごと、伝えよう。そんな思いで、MAMEHICOの日々を“動画”というかたちで残すことにしたんです。ぜひご覧ください。
MAMEHICO神戸・御影
〒658-0065
兵庫県神戸市東灘区御影山手1-2-10 御影ガーデンシティ1F
TEL:078-940-2970
阪急「御影駅」より徒歩2分
営業日:木曜〜月曜
営業時間:7:00〜18:00
※イベント開催のため、営業時間が異なる場合があります。