こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。
節分を過ぎ、冬の寒さの合間に見え隠れする春。
ふと庭の木を見ると、つぼみはほんの少しふくらんでいる。
こんな寒い中、木々はただそこに居て、春に芽吹く準備をしているんだと思うと、毎年のことながら、このあたりまえに感動を覚えます。
そんな季節にお目見えする春にんじん。
冬の寒さに耐えたからこその甘みと瑞々しさがあり、この時期にしか味わえない美味しさがあります。
その、にんじんをたっぷり使ってMAMEHICOでは密かなファンも多い、キャロットケーキがこの春また登場します!
MAMEHICOのキャロットケーキは、北海道の良質なバターを柔らかくホイップして、お砂糖と卵を入れます。
そこに群馬県産の地粉をふるい入れた後、たっぷりの春にんじんを刻み、レーズン、軽くローストした胡桃、そしてスパイスを加えます。
それらを、ざっくりと混ぜて(あんまりこねすぎず、ざっくりしたイメージで)パウンド型にいれて焼き上げます。
私にとって、焼き菓子を作ってる時の醍醐味。それは、オーブンに入れている間のケーキが膨らむまでの時間です。
まるで、子供の頃、母親がケーキを焼いてくれた時、オーブンの中をまだかまだかとのぞいていた時のように(笑)、ソワソワと眺める。
ケーキが無事に膨らんでくるのを確認して、ほっとひと安心。
焼いているときには、スパイスとケーキの甘ーい香りがお店に漂い始めます。
竹串を指し、生地が付いてこなければ焼き上がりです。
こんがりふっくらパウンドに焼けて、美味しそう。よし、上出来!
そこに、檸檬果汁を加えた特製のクリームチーズを上に乗せたらできあがりです。
MAMEHCOではお馴染みのキャロットケーキですが、毎年おんなじレシピではなく、その年によって、作りながら、少しずつレシピを変えているんです。
毎年、にんじんの甘さや、檸檬の産地や酸味も変化する。その、自然の変化を感じ、私たちもその変化についていくといった感じでしょうか。
さあ、今年のキャロットケーキはどんなものに仕上がるか…。私たちスタッフも楽しみです!
昨年のキャロットケーキと食べ比べるのもよし、キャロットケーキで一足早く、春を感じてもらえたら嬉しいです。
