珈琲とマフィンのある朝

 MAMEHICOでは、朝の珈琲にマフィンをひとつ添えるお客さんがたくさんいます。 忙しい朝に、湯気の立つカップと焼き菓子がひとつあるだけで、心が整う。 そんな時間を大切にしている人が、MAMEHICOには多い。

マフィンは、派手じゃないけれど、暮らしに寄り添うお菓子。 日々の小さな幸せを感じさせてくれる、そんな存在なのです。

ごいっしょにいかがですか?

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お福分け便

MAMEHICOがお届けする定期便「お福分け」には、
珈琲とマフィンを中心に、季節の焼き菓子やジャムなどが入ります。

そして、少し珍しいものも入れたりします。
「えっ、こんなのまで?」と笑ってしまうような、
思いがけない一品が届くこともあります。
そんな小さな驚きも、MAMEHICOらしさのひとつです。

お休み(この月は飛ばしてください)
終了(次の月で終わりにしてください)
珈琲の代わりにお茶を、あれも入れて、などの細かい希望
送り先を変更して、ギフトに──

そういったご要望がありましたら、
どうぞお気軽にメールでお知らせください。

お支払いは、毎月の自動引き落としではなく、
発送のたびに請求書を発行するスタイルにしています。
できるかぎり、ご要望にお応えします。

ペースは、3種類用意しました。

サブスクですが、毎回、請求書を発行する方式です。
自動引き落としではありませんのでご安心ください。

5,200円/毎月

5,200円/2ヶ月

5,200円/3ヶ月

たくさん作って、たくさん並べて、たくさん捨てる──
MAMEHICOは、そういうことを昔からやりませんでした。

必要なぶんだけ作って、必要なヒトにだけ届ければいい。
それを、当たり前のこととして続けてきたんです。

「お福分け便」も、その延長にあります。
季節ごとに変わる焼き菓子や珈琲を、
いつも頼んでくれるヒトたちの暮らしへ届けています。

MAMEHICOには、地方のお客さんもたくさんいます。
「しょっちゅうは行けないけど、MAMEHICOを感じたい」──
そんな声をよくいただきます。
この便のおかげで、遠くにいるヒトともつながれる。
MAMEHICOの空気を、少しだけ暮らしの中に届けられる。

考えてみたら、これももう長いこと続けています。
定期的に頼んでもらえることで、無駄が少なく、
スタッフも落ち着いて仕事ができます。

ボクは、スタッフやお客さんと、
同じものを食べているような関係でいたいんです。

箱を開けたとき、「あ、MAMEHICOらしい」と思ってもらえるように。
焼き菓子や珈琲のほかに、
思わず“えっ”と笑ってしまうようなものを入れることもあります。

MAMEHICOからの手紙だと思って受け取ってください。
遠くでも、近くでも、同じ時間を共有できますように。

MAMEHICO 店主 井川啓央

Q&A

MAMEHICOでは、できる限り柔軟に対応しています。ご自身のペースで、無理なく続けていただければと思います。

Q. 毎回、同じものが届くのですか?

珈琲とマフィンは基本的に同じですが、季節によって内容が少しずつ変わります。変更がある場合は、メールにてお知らせします。

Q. 珈琲豆はグラインドされていますか?

ご希望に応じて、豆のままでも粉にしてもお届けできます。

Q. 内容の希望は出せますか?

珈琲やお茶の種類などは変更できます。金額の範囲内で内容量が変わることもありますが、金額を超えそうな場合は事前にご連絡いたします。ご希望はメールにてお気軽にお知らせください。可能な限り対応します。

Q. 支払い方法は?

サブスクですが、毎回、請求書を発行する方式です。自動引き落としではありませんのでご安心ください。代金引換はトラブルが多く、現在は行っておりません。

Q. コースや金額の変更はできますか?

可能です。メールにてお知らせください。柔軟に対応いたします。

Q. 今後、金額の変更はありますか?

ニュースでも御存知の通り材料費の高騰などにより、いまの金額では継続が難しくなる場合があります。その際は事前にご連絡のうえ、金額などを調整いたします。

Q. 単品注文もできますか?

可能です。ただし、定期便の方を優先的にお届けします。仕込みの都合上、継続してご注文いただける方を中心に対応しています。

Q. 解約方法を教えてください。

メールにてご連絡ください。次回分以降の発送を止める手続きをいたします。

MAMEHICO's Muffin

MAMEHICOのマフィンが好き

みなさんこんにちは。
MAMEHICOスタッフのなかじゅんです。

今日は、私たちが毎日焼いているマフィンについてお話しします。

ある日、井川さんがふと声をかけました。
「焼き菓子を新しく、作ってみようか」
何気ないひと言。でも、こうしたひと言が、いつもすべての始まりになります。

今回のテーマはマフィン。
見た目こそ素朴だけれど、驚くほど繊細なお菓子です。
粉をふるい、卵を割り、バターを合わせ、ゆっくりと混ぜていく。
材料はごく基本的なのに、混ぜ方ひとつ、温度ひとつで仕上がりがまるで違う。
気温や湿度によっても変わるから、毎回、生地の表情を見ながら、手加減や焼き加減を微調整しています。
「この子(生地)が、膨らんでね〜」と声をかけたくなるような瞬間もあります。

最初は、これまでのレシピを確認しながら、ひとつずつ丁寧に焼いていきました。
オーブンの温度を変えたり、バターの混ぜ方を試したり。
焼き上がったマフィンを手で割って、断面をじっと見つめる。
しっとりしているか、キメは細かいか、香りは立っているか──
目と鼻と手で確かめながら、昨日より今日、今日より明日と、少しずつ前に進めていきます。

そんなある日、井川さんが言いました。
「A・B・C、3種類のレシピを試してみて」
配合や混ぜ方、焼き時間を変えた3パターン。
それぞれ微妙に違っていて、どれも美味しい。
けれど、その違いにどんな意図があるのか、最初はよくわかりません。
それでも、焼いて、食べて、感じて、また焼く。
その繰り返しの中で、少しずつ何かが見えてくる。

ある日、ひとつの調整を思いついて、井川さんに相談しました。
翌日、その新しいレシピで焼いたマフィンを食べた井川さんが、笑って言いました。
「うわっ、これ!いい!美味しいね!!!」
その瞬間、心の中で「やったー!」と拍手しました。
──こういう瞬間があるから、MAMEHICOの仕事はやめられません。

やがて味が定まり、箱やシール、値段も決まりました。
材料は、バター、卵、小麦粉、砂糖、そして少しのバニラエッセンス。
シンプルで上質なものだけを使い、卵とバターの香りを感じられる、きめ細かい生地に仕上げています。
焼きたてはふんわり、数日経つとしっとりと落ち着いて、また違う美味しさが生まれます。

MAMEHICOのマフィンには、派手さも飾りもありません。
でも、一つひとつの工程をていねいに積み重ねることで、やさしくて力のある味になります。
毎日焼きながら、「これがMAMEHICOの味だ」と確かめています。

オーブンを開けた瞬間、ふわっと広がる甘い香り。
それを嗅いだだけで、きっと食べたくなると思います。
あたたかい珈琲といっしょに、焼きたてのマフィンをどうぞ。
今日の一日が、少しやさしくなるはずです。

国産小麦粉

輸入小麦は使いたくないと思っています。群馬県内で製粉された国内産薄力粉を100%使用しています。

国産バター

北海道の生乳だけで作った無塩バターを100%使用しています。植物油脂は少量でも使いません。限りなくバターに近いバターじゃないものとか多いんで。

きび砂糖と上白糖

奄美諸島産のさとうきび原料を100%使用しています。上白糖も大切な素材のひとつです。しっかり甘く、時間が経っても美味しさを保つのに助けてくれますから。

アーモンドプードル

香ばしさとしっとり感を出すために使用しています。ここが味の決め手なので詳しいことは企業秘密です笑。

鮮度の良い卵をお店近くのスーパーで買っています。

バニラエッセンス

自然な香りを引き立てる程度に加えています。

その他

素材の力だけでふっくらと焼き上げています。ベーキングパウダーや保存料は一切使っていません。

焼きたてと、少し時間をおいた味のちがい

マフィンは、焼きたてのときこそ香りがいちばん立ちます。 オーブンから出した瞬間に広がる、バターの甘い香りと、卵のやさしい匂い。 外側はさっくりと香ばしく、中はふんわりとほどけるような食感。

けれど、マフィンの本当の美味しさは、そこから時間を置いたあとです。

翌日、さらに2〜3日経つと、生地の中の水分や油分がなじみ、全体がしっとりとしてくるんです。 甘みがまるくなり、香りも落ち着いて、味に深みが出る。焼きたての元気な香りとはまた違う、熟成したような旨味。 それが、MAMEHICOのマフィンの楽しみ方です。

 

珈琲とマフィンのある朝

MAMEHICOでは、朝の珈琲にマフィンをひとつ添えるお客さんがたくさんいます。 忙しい朝に、湯気の立つカップと焼き菓子がひとつあるだけで、心が整う。 そんな時間を大切にしている人が、MAMEHICOには多い。

マフィンは、派手じゃないけれど、暮らしに寄り添うお菓子。 日々の小さな幸せを感じさせてくれる、そんな存在なのです。

保存のコツ

マフィンは、焼きたての香りも格別ですが、上手に保存すれば時間とともに味が深まっていきます。 いちばんのおすすめは冷蔵庫。冷凍庫ではありません。冷たさがほどよく生地を引き締め、しっとり感を保ってくれます。

10日ほどはおいしく食べられますので、少しずつ味の変化を楽しんでください。 食べる前に軽くトースターで温めると、焼きたてのような甘い香りがふわっと戻ります。

 

食べ頃の目安

封をしていても、マフィンは生モノと同じで少しずつ変化していきます。 時間が経つと乾燥もしやすく、脂も酸化していくので、10日をめどに食べきるのが理想です。 常温で置くなら、暖かい季節は2〜3日、寒い季節は5〜7日ほどが目安。 季節や温度によっても風味の変化が違うので、その時々の「おいしい瞬間」を見つけてみてください。

News

MAMEHICO'sCoffee

MAMEHICOの珈琲が好き

MAMEHICO神戸・御影 店長の渡辺 臣将(しげまさ)です。

毎日お店で珈琲を淹れていると、ふっと思うんです。
「あ、今日の豆も、いい香りやな」
「今日も鮮度、ばっちりやな」

ドリップの途中で豆がぷくりと膨らみ、モコモコと泡が立つ。
その瞬間に、背筋がすっと伸びる。
豆に力がある証拠です。

うちの珈琲豆は、札幌の焙煎士・菊地さんが焼いてくれています。
40年一筋の職人で、MAMEHICOの味を支え続けてくれている人です。
豆はどれも大粒で、厳選された高品質のものだけ。
一度焼いて冷まして、もう一度焼く「ダブル焙煎」で、芯まで火を通しています。
雑味がなく、香ばしさと甘みがしっかり残る。
袋を開けた瞬間、香りがふわっと広がる。
あの瞬間が、たまらなく好きなんです。

この豆を、神戸・御影の小さな店「MINI」でも販売しています。
いい豆を、毎日の暮らしの中で無理なく続けられる値段で届けたい。
特別な日の贅沢ではなく、いつもの朝に寄り添う一杯にしたい。
そんな気持ちでやっています。

珈琲は、生活をちょっと豊かにしてくれる。
慌ただしい朝でも、美味しい香りがあるだけで気持ちが整う。
一杯の珈琲に、そういう力があると思っています。

そしてこの豆には、つくる人の顔がちゃんと見えます。
菊地さんが焼いて、僕らが届ける。
「○○さんの分、今日も頼むね」と、やりとりが交わされる。

暮らしの中に、香りの余白を。
そんな珈琲を、これからも焼きたてのまま、お届けしていきます。

豆のこと

焙煎してから10日以内に使い切るようにしているため、種類はむやみに増やしていません。 珈琲豆は生モノ──それがMAMEHICOの考えです。 御影MINIでは豆を冷蔵で保管しているため、少しだけ種類を増やすことができます。 浅煎りは豆の芯までしっかり火を通すために「ダブル焙煎」。 深煎りでも煎りすぎることはなく、苦みの奥にほんのりとした甘みが残ります。 まろやかで澄んだ味わい、それがMAMEHICOの珈琲です。 

 

菊地珈琲のこと

MAMEHICOの珈琲は、札幌の焙煎所「菊地珈琲」にお願いしています。 開店当初からずっと同じところに頼んでいて、もう長い付き合いになります。 豆は焙煎してすぐ、新鮮なまま東京や神戸へ送ってもらっています。 どんなに時代が変わっても、MAMEHICOの珈琲はこの豆で淹れています。 東京でこの豆を使っているのは、MAMEHICOとクルミドコーヒーだけです。

好きに淹れたらいい

珈琲は嗜好品です。淹れ方にこれじゃなきゃダメ、ということはありません。 好きなように淹れて、好きなように飲んでくれたらいい──それがMAMEHICOの考え方です。 実際、お店でも淹れ方に細かいマニュアルは用意していなく、淹れるヒトによって味が少しずつ違います。

同じ豆を使っても、三軒茶屋と渋谷では味が違うということもありました。 やっぱり、いちばん大事なのは「水」じゃないかと思います。 紫香邸の珈琲は、その水のおかげか、いちばん美味しいと評判です。

 

それでも淹れ方のコツ

ペーパードリップなら、熱々の熱湯は使わず、少し温度を落としたお湯が苦みを抑えてくれます。 豆は多めに使って、粗めに挽くのがMAMEHICOのおすすめ。 よく膨らまないと相談されますが、まず深煎りの豆のほうが、浅煎りよりも膨らみやすいのはたしかです。それと「膨らまない」一番の理由は豆が古いことです。

けれど、結局のところ、正解はありません。 その日の気分や体調で、味の感じ方も変わります。 淹れ方を変えて、自分の好きな一杯を見つけてください。 珈琲は自由な飲みものです。お好きに淹れて、お好きにどうぞ。

冷凍保存の考え方

よく聞かれるのでひとこと。珈琲豆は、冷凍しても問題ありません。 焙煎した珈琲豆にはほとんど水分がありません。 だから「凍る」というよりは、冷やすことで酸化を遅らせるという考え方です。 密閉できる容器か袋に入れて冷凍庫に保管すれば、酸化や湿気から守ることができます。

ただし、出し入れを繰り返すと結露が発生して劣化の原因になるので、少量ずつ小分けにして保存するのが良いでしょう。

 

豆は生モノ

とはいえ、珈琲豆は生モノです。 冷凍しても永遠に美味しさが保たれるわけではありません。 できるだけ、焙煎から1か月以内に飲み切るのが理想です。 挽いた粉はさらに酸化が早いので、粉の状態なら1週間をめどに。 新鮮な豆を少しずつ買うのが、いちばんの保存方法です。

MAMEHICOの考え方はシンプルです。 「豆は生モノ」ということ。 冷凍も便利な方法のひとつですが、それに頼りすぎず、 暮らしの中でちょうど良い量を、丁寧に楽しむことがいちばんです。

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