こんにちは!MAMEHICO東京メンバーの永井宏佳(ひろし)です。
年明けからM=HicoでYouTube連続ドラマ『ノッテビアンカ』を紹介しています。
劇中では、高井セツオ役を演じています。
『ノッテビアンカ』は、脚本、演出、編集、舞台設計、全て、MAMEHICO代表の井川さんがやっています。
素人集団で作品が作れているのは、ひとえに井川さんの手腕あってのものです。
さて、今回はその中でも、「演出」について話をしようと思います。
「とりあえずやってみて」
撮影はまず、役者に自由に演技をさせるところから始まります。
こちらもなんとなく、事前にお芝居のプランを立てていくのですが…、演出後の仕上がりはぜんぜん違います。
例えばこの回で、セツオがトシコを叱るシーン。
ぼくはトシコを強く叱責するように表現しました。
ケンタの想いを知ってるからこそ、トシコにちゃんと伝えなければならない。はぐらかされてはいけない。
しかし、演出は全く違うものでした。
「人は感情をそのまま表に出さない。本当に伝えたい時こそ、とつとつと表現するものだ」
なるほど。確かにそうなんです。
伝えたい、という気持ちが先立ってしまうと、むしろ相手に伝わらない。
実生活の人間関係でもよく起こることです。
ケンカするほど仲がいい、なんて言いますが、ケンカしてる時って気持ちをぶつけ合うばかりで、ほとんど相手に伝わってなかったりしますよね。
井川演出が加わった結果、どのようなシーンになったかは、ぜひ本編を確認してみてください。
ぼくは、セツオという役柄を演出してもらうことを通じて、感情表現についてたくさんのことを学びました。
同じシーンを何テイクも重ねて。ああでもない、こうでもないと言いながら、一つの場面を作っていく。
ぼくは本業で営業職をしてるのですが、お客様と接する時も、ノッテビアンカで演出してもらったことが活きています。
みなさんもぜひ、「自分だったらどうするだろう」と、想像しながら観てみてください。

連続ドラマ「ノッテビアンカ」
全8話(vol.1〜8 Act.1,2,3/24回)
vol.3 Trigger Act.3 こちらから
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