14

「×2」のトラップ

MAMEHICOでは、ご提供するもののほぼ全てを、毎日自分たちの手で作っています。
料理やお菓子だけでなく、ドレッシングやシロップ、あんこなど、営業に必要なものも、その日に合わせて仕込んでいきます。

そのために活用しているのが「仕込み表」。
簡単にいうと、その日に何をどれだけ作っておけばいいかを書いた計画表です。

山盛りのドレッシング

その表に、よく「×2」と書いてあります。
「ドレッシング×2」「シロップ×2」など、つまり2倍仕込むという意味なのですが、数字を見た瞬間、なぜか思い込みフィルターが発動します。

「ドレッシング×2ね。ストック用の大瓶2本分ね。よし。」

以前にそう仕込んだことがある、という浅〜い経験値だけを頼りに、確認という工程をすっ飛ばして、脳内で勝手に話を完結させてしまうのです。

本当は小さなドレッシングボトル2本分でよかった。
結果、できあがったのはとんでもない量のドレッシングです。

確認したのに…

さらに恐ろしいのは、仕込み量をその場で変更した時のこと。

「シロップは×2って書いたけど、やっぱり×1で様子見ようか。」
「そうですね、そうしましょう!」

そんな会話を笑顔で交わした直後。
私の手元にできあがっていたのは、しっかり2倍量のシロップでした…!

確認したはずなのに…なんでやねん!と、自分に突っ込まずにはいられません。
これはもう思い込みというより、脳内に住み着いた「ウッカリさん」の仕業。

今日も仕込み表に「×2」を発見しました。
さて、今日は何倍作るでしょう。とほほ…。