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顔に文字が書いてある…?

見えない文字を読む

三軒茶屋店で、リーダーのようなことをしている私 …なのですが、この仕事、どうも向いていません。
というのも、筋金入りの忖度人間だからです。 
先輩の日野さんからは、ありがたくもない称号、「日本忖度党・党首」をいただいています。 

先日、梅パフェからプラムパフェへ切り替わるタイミングで、プラムソースを仕込む日がありました。 
翌日からプラムパフェを出せるように、その日のうちに仕込んでしまいたい。 

そんな中、キッチンスタッフが、おそるおそる私の方へ近づいてきました。 
「トモちゃん、プラムソースの仕込みって… 今やった方が…いいですよね…?」 

その瞬間です。 
私は、その子の顔に書いてある文字を読んでしまったのです。 

やった方がいいのはわかっています。 
でも、新しい作業はちょっと緊張します。 
今日は心の準備ができていません。 
できれば明日にしたいです。 

 ……。いやいや。
本人は、そんなこと一言も言っていません。 
それなのに私は、「今やってもらえると助かるんだけど、もし今日は難しいなら延期するという判断もあるし…。でも、できれば今日お願いしたい。」と、本人が望んでいるわけでもない逃げ道を、全力で用意してしまいました。 

「忖度するな!」

…あー、何を言ってるんだ、私…。 
そう思った、その瞬間。
後ろから日野さんの一喝です。

 「忖度するなーーー!」 

「…訂正します! 今、仕込んでください!」 
言い直すことができました。笑 

最近、ようやく気づいたことがあります。
私は、相手の言葉を聞いているんじゃない。
人の顔に書いてある文字を、一生懸命読んでいる。
しかも、その文字は私にしか見えていません。
完全なる思い込みなのです。 

日本忖度党・党首。 
まだまだ修行が必要です。とほほ…。