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くるんくるんの私で生きていく

いきなりですが、私の髪は、天然パーマです。
くねくね、うねうねというレベルではなく、もう、くるんくるん。
なので私は20年以上、縮毛矯正とアイロンでまっすぐにしてきました。

髪はストレートであるべき。
天然パーマをそのまま出してはいけない。

誰に言われたわけでもないのに、ずっとそう思い込んでいました。
そのままにしていると、自分だけ違って見えるような気がして、できるだけ周囲と同じようにしていたかったのかもしれません。

爆発したって、まぁいいか

それを今年の春、思い切ってやめました。
ショートカットにして、天然パーマ全開。
毎朝、爆発事故に立ち会ったかのような髪型です。笑

「今日は外に出られるのだろうか」と、ため息まじりに髪を濡らすところから一日が始まります。
なんで髪を切ってしまったのだ…。
そんな後悔をしながらも、毎日外に出て、人にも会わなくてはなりません。

すると、イベントなどで会う方々から「パーマかけたんだね!」と言われました。
今までずっとストレートだったので、無理もありません。
「これ、地毛なんです」と伝えると、みなさんびっくり。
そして、「いいじゃん!似合うね!」と言ってくれるではないですか!

はじめはその言葉も素直に信じられませんでしたが、半年が経ち、ようやく自分でも見慣れてきました。
すると不思議なもので、「なんだ、わざわざ髪を加工しなくてもよかったんだ」と思えてきたのです。

自分では気づかなかった

私の場合は、たまたま髪の毛でした。
でも人は誰しも、隠したいところや、取り繕いたいコンプレックスを抱えて生きているのだと思います。

自分では気にしているのに、周りからすると、実はたいしたことではなかった。
そんなことも、案外あるのかもしれません。

本人が思うほど、周りは気にしていないし、それどころか、気づいてすらいないこともある。
だったら、必死に隠すよりも、思い切って「これが私です」と出してみるのも悪くありません。

コンプレックスだと思っていたところも、自分で認めてみると、案外、自分らしさや魅力につながることもある。
20年以上もストレートにしてきた私の髪も、今では「これが自分なんだ」と思えるようになりました。

人と会う仕事をしていると、自分では当たり前だと思っていたことを、誰かに「いいね」と言ってもらえることがあります。
自分では欠点だと思っていたことも、別の人から見れば、案外おもしろいものなのかもしれません。
そういう、自分ひとりでは気づけなかったことに出会えるのも、人と会うおもしろさですね。

思い込みって、自分ひとりで考えているとなかなか気づけないものです。
まさか私の場合、それが20年以上付き合ってきた髪の毛だったとは。
今さらながら、ちょっと笑ってしまいます。とほほ…。