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正しいよりも、必要なもの
「健康的な食事」の落とし穴
私は昨年から主に三軒茶屋店のスタッフとして、お店に立たせてもらっています。
昔から体力がなく、社会人になってからも、体調を崩しては寝込んでばかり。
念願叶ってMAMEHICOで働かせてもらうようになってからも、仕事以前に、一日お店に立ち続けることすらできず、自分に対する不甲斐なさで落ち込む日々が続いていました。
どうにも行き詰まり、井川さんに相談した時のことです。
「毎日、ごはんって何食べてるの?」
「健康になれるように、添加物は避けて、有機野菜と玄米中心です。お肉はなるべく食べないようにしています」
「お前…ばかなの? 今日から一週間、毎日ケンタッキーを食べなさい」
「??????」
井川さん曰く、エネルギーが枯渇しているときは、塩気と油たっぷりの「気が上がるもの」こそが必要なのだそう。
真面目な私は、半信半疑のまま、その夜からケンタッキーやビッグマックを食べる日々をスタートさせました。
思い込みという名のブレーキ
言われた通り一週間、ファーストフードを摂り続けてみると、自分でも驚くほどの変化が訪れました。
血色が良くなり、疲れにくくなり、気づけば一日中お店に立っていても平気になっていたのです。
世間一般で「体に良い」とされているものが、その時の自分にとって正解とは限らない。
「ジャンク=絶対に避けるべきもの」という思い込みが、かえって自分を縛っていたことに気づかされました。
考えてみれば、私は「健康になりたい」と思うあまり、食べるものまで「こうあるべき」と決めつけていたのだと思います。
良かれと思って選んでいたものが、いつの間にか自分を苦しめていることもある。
だからこそ、ときには目の前の「正しさ」を疑ってみる。
自分の頭と身体で、「今の自分には何が必要なんだろう」と考えてみる。
まさか私が、ケンタッキーを食べながらそんなことを考える日が来るとは思いませんでした(笑)。とほほ…。



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