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リハーサル室の冷や汗

ピアノがない!?

私は、食べることは大好きです。
でも、正直に言うと、音楽のことはほとんど分かりません。
ミュージシャン同士が話していることは、外国語のように聞こえますし、楽器のことも詳しくありません。

昔から、「苦手だ」と思ったことには、なるべく近づかずにきました。

そんな私ですが、イベント担当という立場上、ミュージシャンとの打ち合わせは欠かせません。
最近は、エトワール★ヨシノのリハーサルにも立ち会っています。

苦手なものには、できるだけ近づきたくない。 
そんな気持ちを抱えながら、音楽の世界に少しずつ足を踏み入れています。笑 

そんなある日のこと。
その日は、ピアノが中心になるリハーサルでした。
全員のスケジュールを調整して、時間、場所、人数、よしバッチリ!と思っていたのですが…。 

「チカさん、石川さん(ピアニスト)はそのうち来ますけど……ピアノがありません!」「……え?」

部屋を見渡すと、本当にありません。
血の気が引きました。

借りたスタジオには、エレキピアノが常設されていると思い込んでいたのですが、実際にはオプションで予約しなければならなかったのです。

「苦手」から逃げない

慌てて銀座店までキーボードを取りに走り、なんとかリハーサルは無事スタート。
本当に心臓に悪い出来事でした。

私は「音楽は苦手だから仕方ない」と思っていました。
でも、今回の失敗は、音楽が苦手だったことが原因ではありません。

苦手だからといって、分からないことを確認しなかったこと。
「こんなこと聞いていいのかな」と遠慮して、自分の思い込みで進めてしまったこと。
原因は、そこにありました。

自分が分からないことは、知っている人に聞けばいい。
たったそれだけのことなのに、「苦手だから」と勝手に一歩引いてしまっていたのです。

苦手なことほど、近づいてみる。
分からないことほど、聞いてみる。
それが、少しずつ「苦手」を小さくしていく方法なのかもしれません。

今日も、外国語のように聞こえるミュージシャン同士の会話が飛び交うリハーサル室で、この原稿を書いています。 笑

苦手意識は、才能の問題ではなく、自分でつくっている壁。
それは自分自身との戦いなのかもしれませんね。 とほほ…。