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アイオレってなに?

みなさん、ごきげんよう。日野沙織です。
「MAMEHICOのやってること、やらないこと」。今日は、アイオレの話をします。

アイオレとは、MAMEHICOのアイスカフェオレのこと。
お店では開店以来続く、人気のメニューの1つです。
でも、ふつうのアイスカフェオレとは、だいぶちがいます。

お店では、「手鍋のカフェオレ」を見て、「これのアイスはありますか?」と聞かれることがあります。
手鍋のカフェオレは、ホットだけ。
アイオレは、それを冷やしたものではなく、まったく別の飲み物なんです。

浅煎りの豆を、うんと濃く

アイオレに使うのは、浅煎りの豆です。
いちばん細かいくらいに挽いて、ものすごく濃く淹れます。
浅煎りは、深煎りのように、ぶわっと膨らみません。
淹れるのもむずかしくて、うまくいった日と、いまいちな日が、はっきり分かれます。
うまく淹れられた日は、目がぱっと覚めるような味になります。

できあがったコーヒーは、そのままでは、濃すぎるし、酸っぱいし、えぐい。
正直、飲めたものではありません。笑
でも、ここに砂糖を合わせると、ぐっと飲みやすくなります。
これが、アイオレの素です。

グラスに氷を先に入れて、牛乳、アイオレの素を注ぎます。
最後に、グランマルニエを少し。
入れるのと入れないのとでは、香りがまるで変わります。
牛乳のにおいが、すっと消えて、大人の味になるのです。

体にいいから、飲むわけじゃない

浅煎りを濃く淹れたアイオレは、飲むと頭にガツンとくる感じがあります。
井川さんは、年をとってカフェインに弱くなったそうで、「自分なら3か月に1杯かな」と言っていました。
でも、コーヒーもチョコレートも、体にいいから口にするものではありません。
ちょっと体によくないところが、気分を晴らしてくれるものですね。

牛乳と生クリームは、ちがう

話題は、牛乳と生クリームのちがいへ。
いまは「ミルク入れますか?」と聞くと、みんな当たり前に牛乳だと思いますよね。
「生クリーム」と聞いて、ピンとくるのは、50代より上のお客さんくらいかもしれません。
MAMEHICOでは、スタッフに言えば、珈琲に牛乳か生クリーム、どちらかを用意してもらえます。

最近、井川さんは、コーヒーには生クリームしか入れなくなったそうです。
牛乳を入れると、コーヒーが薄まって、ぬるくなる。
生クリームは油なので、ほんの三、四滴でいい。
ブラックコーヒーの味はそのままに、まろやかにしてくれる。

でも、アイオレは逆です。
牛乳には、においを吸いとる力があります。
レバーのくさみを、牛乳で洗って取るのと同じです。
濃くて強烈な浅煎りだからこそ、牛乳でたっぷり包む。
アイオレが特有の味わいになるのは、浅煎りの濃いコーヒーと牛乳の相乗効果のおかげなんです。

ふつうのアイスカフェオレに見えて、豆選びから考えて作っているアイオレ。
はじめて飲んで、おどろいてくれるお客さんも多いです。
お店でアイオレを飲むときは動画のことを、ちょっと思い出してみてくださいね。