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ストーンフルーツ 夏のパフェ

みなさん、ごきげんよう。MAMEHICOの日野沙織です。

「MAMEHICOのやってること、やらないこと」、今日は夏メニューが始まりました、というお話…のはずだったのですが、途中から井川さんの話がおもしろくなってしまって、パフェの話をしていたはずが、最後は「果物を丸ごとかじる会?」の話になっていました。笑

この時期にしかないもの

あんず、プラム、ソルダム、さくらんぼ、桃。
夏のはじめは、種のある果物がいっせいに出てくる季節です。
しかもこの子たち、出てくるのが早いぶん、消えるのも早い。ちょっと目を離すと、もう次の顔ぶれに変わっています。

桃は、メンバーの方が福島から送ってくださいました。農家をされている方で、「初桃、収穫しました」と、いきなり届いたんです。ありがとうございます。

種の外し方も、果物によってぜんぜんちがいます。
あんずは本当に優秀で、手だけでするっと取れる。ソルダムは、種に沿って包丁を入れていくしかない。同じ大きさに見えても、硬さも、割れ方も、一粒ずつ違うんですよね。

パフェには旬がある

パフェを食べていたら、井川さんが言いました。

「ねぇ、パフェ好きじゃないでしょ」

……あ、バレましたか。笑

パフェって、食べにくい食べものなんですよね。飲み物を一緒に楽しむこともできない。これだけに集中して、黙々と食べるしかない。しかも、のんびり味わっていたら、下のほうから液体になっていく。フレークだって、ふやけていく。

「パフェには旬がある」。
出てきてから三分くらいの、あの一瞬に食べ切るしかない。

山にするか、大地にするか

盛りつけの話もしました。
アイスの形を山型にするか、平らな大地型にするか。それによって、果物を立てかけられるか、寝かせるしかないかが決まる。パフェによって、どちらにするかが違うんです。
こういうことを毎日考えているのが、お店なんですよね。

井川さんの、一人パフェ

井川さんが家で作っている一人パフェの話が出てきました。

層は、二層か、三層がベストだと。
層が多いパフェは、だめなんだそうです。笑

まず、玄米フレーク。そこにヨーグルト。
ただし、フレークを負かしてはならぬ。ふやかすためではなく、ちょっとやっつけるくらいの量。
桃を包丁でそぎ切りにしてざっと入れて、その上にアイス。
最後に、たっぷりのあんずジャム。
フレークがシャクシャクと音をしているうちに、全部まぜて食べる。

「店のは、玄米フレークが負けちゃうからあれはだめ」

たしかに、フレークをシャクシャクのまま食べていただくのは、お店ではなかなか難しいですね。

ストーンフルーツと記憶

井川さんが、急に思い出したことがありました。

子どものころ、夏休みに入るとおじいちゃんおばあちゃんの家に行っていた。札幌なので、七月がちょうど今の東京くらいの季節。庭には大きなさくらんぼの木と、「はたんきょう」と呼ばれていた杏の木があったそうです。

「よっちゃん、取って食べなさい」

そう言われて、木を見上げて、これかなと見極めて、もいで食べる。
あ、まだ酸っぱい。お、これは甘いな。
そして種を、ぺっと庭に吐く。

ストーンフルーツは日常の、庭先の延長だといいます。
そう聞いてしまうと、たしかにきれいに積み上げたパフェは、ちょっと遠いところにあるものに見えてきますね。

お菓子の「菓」は、果物のこと

そういえば、と、もうひとつ話が出ました。
クルミドコーヒーの影山さんが「僕はケーキを作れないんです。でも木の実は好きで」とおっしゃったことがあったそうです。

そこから、お菓子の「菓」という字の話になったんだとか。

菓子の菓は、そもそも果物のこと。
つまり本当は、果物こそがお菓子なんですね。

カフェをやっているからパフェを出しているけれど、本当は、大きな器にストーンフルーツをどんと盛って、食べたいひとが食べる。アイスとヨーグルトは別添えで、アクセントに。
そういう出し方をしたいのだと、井川さんは言っていました。

もちろん、それはお店ではできませんね。

というわけで、ストーンフルーツの会、MEET & EAT

というわけで、決まりました。
MEET & EATで、ストーンフルーツと井川パフェの会。

パフェのようにきれいに盛りつけない。ただ、かじる。
種は…さすがに庭には吐けませんが。笑

この動画をご覧になった方は、遠慮なく参加してみてください。

ちなみに、ブルーベリーのパフェと、ストーンフルーツのパフェ。通常メニューではどちらも絶賛人気です。笑