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メンバーシップ2026秋

みなさん、ごきげんよう。日野沙織です。
「MAMEHICOのやってること、やらないこと」。今日は、メンバーシップの話をします。

いま、MAMEHICOは東京で二店舗、神戸、群馬と、まったく違う場所でお店を運営しています。
先日、2年半ほど神戸のお店に立っていたシホちゃんと、メンバーシップについてじっくり話す機会がありました。

「応援する」というメンバーシップ

いまでこそ、少しずつ賑わってきた神戸のお店ですが、オープンしてしばらくは、なかなか苦労しました。最初は、とにかく怪しまれまくり。笑
考えてみれば、当たり前なんですよね。カフェって本来、誰でもふらりと入れる場所です。そこに「メンバーシップ制」と書いてある。
「メンバーじゃないけど、入れますか?」そう聞かれることが、ものすごく多かったんです。
説明しても、一度で理解してもらえることは、ほとんどありませんでした。
それでも、諦めずに伝え続ける。そんな日々が続きました。

すると、少しずつお店の空気が変わってきた。
どうやら、「いいお店だよ」と口コミで広がっていったんですね。

オープン当初は、メンバー会費を「1,000円分の金券」だと思われる方も多く、「これって、何の特典がつくの?」と、よくよく聞かれました。
でも、MAMEHICOが考えているメンバーシップは、そういうものではありません。

喫茶の売上だけで、お店を成り立たせていくのは、ほんとうに大変なことです。
だからこそ、「この場所を続けていくために、応援してください」という気持ちで、メンバーシップをつくっています。

そのことを地道に伝えていくと、「ああ、そういうことなんですね」と、共感してくださる方が少しずつ増えてきました。
そして、「それなら、メンバーになります」と言ってくださる。
最初は「なんでメンバーなの?」だったものが、だんだん「それなら、応援したい」に変わっていく。
その変化が、なんだかおもしろいなと思うのです。

その街で、どう根を張るか

わたしは東京で、長年いくつかの店舗を見てきました。
そこで感じるのは、同じMAMEHICOでも、地域によって根付き方がまったく違うということです。

たとえば、三軒茶屋と神戸・御影には、どこか似たところがあります。
地元に暮らす人たちの生活があって、そこにお店がある。
「あのお店、いいよ」と、顔の見えるところから口コミが広がっていく。

一方で、渋谷や銀座は、少し事情が違います。
もちろん、昔からのつながりはあるんだと思います。
でも、新しく入ってきた人が、その輪の中に自然に入っていくのは、なかなか難しい。
そもそも、地元の人が日常的に通う街でもありません。
いろんな場所から人が集まってきて、またそれぞれの場所へ帰っていく。
だから、「近所だから通う」という動機をつくるのが難しいんですよね。

でも、逆に考えれば、それは銀座ならではの強みでもあると思っています。
東京のど真ん中にあるからこそ、東京だけではなく、日本全国から人が集まってくる。
「近所のお店」ではなくても、わざわざ訪れたくなる場所にする。
そんな育て方もできるんじゃないかと考えています。

まだ見ぬ誰かに向けて

これまでもMAMEHICOでは、発信を通して誰かと知り合い、そこから新しいご縁が生まれる、ということがたくさんありました。
実際に会ったことのない人に向けて、文章を書いたり、写真を載せたり、動画をつくったりする。
それを見た誰かが、お店に来てくれる。
そこからまた、別の誰かにつながっていく。

そう考えると、WEBもまた、お店と同じように人と出会う場所です。
「WEBにもお店ができた」と思って、これまで以上に発信していこうとしています。
どこの誰に届くのかは、わかりません。
でも、まだ見ぬ誰かに出会うために、地道に発信を続けていく。
それもまた、MAMEHICOのメンバーシップを育てていくことなんじゃないかなと思っています。

30周年に向けて

この秋で5年目になるMAMEHICO。
今年は、メンバーシップの仕組みそのものを、あらためて見直していくタイミングでもあります。

ホームページも含めて、ここまで続けてきたからこそ見えてきた良いところや、もう少し変えていきたいところがあります。
そうしたものを一度整理して、30周年に向けて新しく立ち上げるのが、「花豆倶楽部」という取り組みです。

お店だけではなく、WEBやその先にも、人と人とのつながりが生まれていく。
そんな場所を、少しずつつくっていけたらと思っています。
これからどんな人と出会い、どんなものが生まれていくのか。
ぜひ一緒に楽しんでいきましょう!