もうひとつの梅仕事

みなさん、こんにちは。MAMEHICO東京スタッフの飯塚友美です。
毎年この時期になると、梅仕事の季節がやってきます。
今年の「梅レモンパフェ」は、そんな梅仕事から生まれたデザートです。
きりっとしたレモンシャーベットに、手作りの梅ソース。
寒天やアイスクリーム、生クリームを重ねた、蒸し暑くなってくるこの季節にぴったりの、さっぱりとしたパフェです。
でも、梅仕事の季節をよく知る方は、
「梅の季節って、これからじゃなかった?」
「この梅ソースは、いつ作っているの?」
と、不思議に思われるかもしれません。
実は、この梅ソース。去年の今頃に漬けた梅から作っているんです。
MAMEHICOでは毎年、完熟した梅をお砂糖に漬けて梅シロップを作ります。
そのシロップができあがったあとの果肉は、これまで毎年捨ててしまっていました。
ところが去年、梅仕事を終えたスタッフが、
「漬け終わった果肉も十分おいしいのに、もったいなくて捨てられない」
と、その果肉を丁寧に保管してくれていたのでした。
その梅の果肉をひとつひとつ種から外し、白ワインでやわらかく煮てソースにしました。
すると、これがとてもおいしかったのです。
甘酸っぱく、フルーティーな梅の香りが口いっぱいに広がります。
ひと昔前の人たちは、こういうことを当たり前にやっていたのかもしれません。
皮も、葉っぱも、種のまわりも。工夫しながら最後まで使い切る。
今のように何でも手に入る時代ではなかったから、という理由もあるのでしょう。
でもそれだけではなく、食べものを粗末にしない感覚が、暮らしの中に自然とあったような気もします。
今年の梅レモンパフェは、そんなふうに一年越しで生まれ変わったデザートです。
きりっとしたレモンシャーベットとともに、口いっぱいに広がる梅の香りを楽しんでいただけたら嬉しいです。

もう召し上がっていただけましたか?
寒天、はちみつレモンシロップ、アイスクリーム。
そこに梅ソースをたらり。
梅の酸味とレモンの香りがすっと広がって、
初夏らしい、軽やかな味になりました。






