2026年9月中旬(編集中)
東京から神戸へ
9月になりました。
私とレイナが入れ替わって、3ヶ月が経ちましたね。
この機会に、これまでの往復書簡を改めて読み返してみました。
その時々に起こったことを、恥ずかしいくらい正直に書いてきたので、読み返していると、3ヶ月の間にあったことが一つひとつ思い出されます。
その中でも、ふと思い出すこと。
「知ること、知識を得ること、できることが増えること。そういう積み重ねが自分の不安を払拭して、自信を持たせてくれる気がするんです。だから、頑張れる」
「MAMEHICOで頑張れる理由は?」と聞いたときの、レイナの答えです。
MAMEHICOに来て3年。
御影でもたくさんのことがあったけど、東京に来て、当事者のど真ん中に立つことが増えました。
自分が動かなければ進まない立場です。
そこで初めて、自分がどれだけ役に立たないかを知りました。
掃除や洗い物すらまともにできない。
言われたこともすぐ忘れる。
メモをとっても、そのメモをなくす。
こうして文字にすると、完全に仕事を舐めてるヤツです。
ずっと叱られていたから、自分ができていないことはわかっていたはずです。
それでも、まともに向き合わずに逃げてきました。
逃げてきてしまって、完全に自業自得なんだけど、今、めちゃくちゃ困っています。
以前、レイナが手紙に書いてくれたことも、今になってよくわかります。
「どうしたらできるようになるのかを考えて、対策して、実行すること。それが反省なんだと知りました。私もシホちゃんと同じで、できない自分から目を背けて、できることにすがっていた。だから私は、『反省』をしたことがなかったんです」
MAMEHICOから強制的に離れて、「自分のできなさと向き合う時間」を過ごしたことで、レイナはそう考えるようになった、と書いていました。
思えば私はこの3年間、なんでも笑って誤魔化して生きてきました。
一人で銀座の朝番を任せてもらったり、動画の撮影から編集までやらせてもらったりする中で、「これができるようになった」という喜びよりも、「言われたことが全然できていない」「また失敗した」、そんな現実を何度も突きつけられました。
その繰り返しの中で、もうさすがに誤魔化しが効かなくなってきたのです。
ずっと笑って、誤魔化して、過ごしてきた30年。
弱い自分と向き合うとは、こういうことなのかと、今になって身に染みています。
正直、きついです。でも、もう笑って誤魔化すのはやめたい。
できないことをできないままにして、周りに迷惑をかけても、また笑って終わらせる。
そういうことを、これ以上繰り返したくない。
MAMEHICOで働いてきて、できないことそのものより、できない自分を認められないことが、いろんなことにつながるんだと思うようになりました。
これからも何度も失敗すると思うし、迷惑をかけると思う。
それでも、「変わりたい」という気持ちだけは持ち続けたい。
そう心に決めて過ごす、3ヶ月目です。
レイナは神戸での生活を振り返ってみて、どうでしたか。




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