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食べることで、そろうもの

こんにちは。MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。

MAMEHICOには「大切にしている10のこと」があります。
今日はその中のひとつ、「一緒に食べる」についてお話しします。

この言葉を聞いて思い出すのが、井川さんのラジオで聴いた「虫養い」の話です。
京都の言葉で、お腹の虫を養う、つまり小腹が空いたころに、おうどんやお菓子を振る舞うこと。
昔は家に職人さんが来ると、10時や15時になると手を止めて、「そろそろ虫養いでもしましょうか」と、家の人がおやつを出したのだそうです。
同じ場所で働き、同じ時間に、同じものを食べる。
それだけで、なんとなく同じ方向を向いて仕事ができたといいます。

MAMEHICOでも以前、14時から15時のあいだはお店を閉めて、スタッフみんなで休憩をとっていた時期がありました。
その日のありあわせで大鍋のまかないを作ったり、お店のものをいただいたり。
まかないとはいえ、お皿には美しく盛り付ける。
お茶は丁寧に淹れる。
自分たちのお茶さえ美味しく淹れられないのに、お客さまに美味しいお茶をお出しできるはずがないからです。

最初、私は少し戸惑っていました。
それまで休憩は、ほとんど一人でとることが多かったからです。
それをさみしいと思ったこともなく、むしろ気楽だとさえ感じていました。
けれど、無垢の木のテーブルに並ぶお料理とお茶を、みんなで囲む時間が、いつの間にか働く時間の一部になっていました。

いただきます、と手を合わせて、
「これ美味しいね」
「ちょっと味、しょっぱいね」
そんなことを、ぽつりぽつりと話す。

話したくなければ話さなくていい。
一人でいたければ、それでもいい。
ただそこにいるだけでもいい。

朝から一緒に働き、時間になったら同じ場所で同じものを食べる。
その積み重ねが、目には見えない何かを育てていたのだと思います。

忙しくなり、みんなで食べる時間が減った今、あの時間の豊かさをあらためて思い出します。
時には、そこに居たくなかった時間もあったけれど(笑)、それも含めて、私にとっては大切で貴重なものでした。
たくさんの言葉を交わすことよりも、同じテーブルを囲むことのほうが、相手を知り、自分を知るきっかけになっていたのかもしれません。

MAMEHICOでは、今もさまざまなお食事会があります。
大きなテーブルを囲み、旬のものや美味しいものを分け合って食べる時間。
無理に話題を作らなくてもよくて、無理に話を合わせなくてもいい。
そんな自由な空気があります。
きっと、一度ではわからない奥深さが、MAMEHICOにはあると思います。

一人で食べることが好きだった私が、ここで「一緒に食べる」心地よさを知ったように、
あなたにとっての居心地のよい距離感が、見つかるかもしれません。

詳しくはこちら
MAMEHICO大切にしている10のこと
1_一緒に食べる
2_手間暇をいとわない
3_長い目で視て考える
4_素直であろう
5_自分に関心を持て
6_過剰こそが救う
7_干渉するけど監視しない
8_雑を大切に
9_とにかく行動を
10_ブリコラージュする
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