みんなで育てる紫香邸の庭

みなさん、こんにちは。MAMEHICO東京スタッフで庭づくり班の草ヶ谷美香です。
MAMEHICO紫香邸では、庭づくりを続けてきました。
特に昨年の秋からは、毎月「庭づくり遠足」を開催し、私たちスタッフと、「一緒にやってみたい」と手を挙げてくださったお客さんたちと、みんなで作業をしてきました。
時には、重たい土や砂を何度も往復して運び、セメントを混ぜて敷き詰め、レンガを並べ。
華やかなお花を植えるような作業はほんの一部で、実際には、重たかったり砂まみれになったりする時間のほうが庭づくりの大半でした。
でも、そんな地道な土台づくりがあってこそ、きれいな花が咲き、整えられた空間が生まれるのだということを、身をもって体感した時間でもありました。
そんな中、先日、紫香邸のとんかつイベントのタイミングで紫香邸へ行ったので、そのときにふと庭を見渡してみました。
すると、庭がずいぶん整ってきたことに、改めてきちんと気づいたのです。
というのも、今回は庭作業が目的ではなかったからこそ、いつもとは違う、ゆったりとした気持ちで庭を見ることができたから。
庭づくりの作業をしに行くと、どうしても「これからやること」に目が向いてしまいます。
短い時間の中でやりたいことがたくさんあるから、「さぁ、とにかく作業だ!」となってしまって、ゆっくり眺める余裕を持てないことのほうが多かったんです。
そして、自分がいつも余裕を持てていなかったことにも、そのとき初めて気づき、少し反省をしたのでした。
自然の美しさを感じられる庭をつくりたいと思って関わってきたのだから、その美しさを感じる余裕をなくしてはいけないじゃないか、と。
「紫香邸」という名前のもとにある庭だから、季節ごとに紫の花が次々と咲く庭にできたらいいね、と、紫色の花を多く植えてきたこの庭。
ちょうど春の花は終わりを迎え、これからの時期に咲く花たちが元気に育ってきています。
寒い頃に新しく植えた紫陽花も、気づけば咲き始め、うっすらと色づこうとしていて。
晴れた空の下、新緑の木漏れ日の中で、この季節に元気に咲くさまざまな紫の花が風に揺れている様子は、本当にきらきらとしていて。
美しいなぁと、しみじみ眺めてしまいました。
そして、ここまでくると、和の要素も洋の要素も持つ紫香邸の雰囲気を、庭にも感じられるようになってきて。
店内と庭が地続きにあるような感覚も、すごく出てきた気がしています。
こつこつ作業しているときには、これがどんなふうになるのか、想像しているようで、しきれていなかったけれど…。
積み重ねてきた一つひとつの小さな作業が形になって、一続きの庭の空気感を生んでいて。
「あぁ、そうだった。こんなふうにしたかったんだ」と思えるところまで、ちゃんと進んでいたことを実感した時間でした。
さらに、庭のいいところは、時間をかけて木々が育ち、味わいが増していくところ。
そこに引き続き手をかけながら、これからきっと、もっと紫香邸らしい庭に育っていくんだろう…。
そう思うと、今からまたワクワクしてなりません。
庭づくり遠足も、今月の遠足をもってひと区切りとなります。
ご参加いただける方は、ぜひお声がけくださいね。

毎月開催している「庭づくり遠足」。
一緒に庭を育ててみませんか?







