厳しさのなかで育つもの

こんにちは。MAMEHICO紫香邸メンバーの河村聡美です。
みなさん、「紫香邸の庭づくり遠足」をご存知でしょうか?
毎月一回、MAMEHICOメンバーが群馬県桐生市にある紫香邸に集まり、庭作業をするイベントです。
私はいつも、4歳の娘と2歳の息子を連れて参加しています。今回は、その4歳の娘と井川さんのお話です。
娘と井川さんの関係をひと言で表すなら、丁稚の小僧と頑固な親方。
令和のやさしい価値観のなかで育つ小僧にとって、昭和の頑固親方は、まさにカルチャーショックです。
完全にビビっています。ビビっているので返事の声も小さい。声が小さくて叱られる。そんな感じです。
4月の遠足では、紫香邸の裏庭に野菜の苗を植えました。
まずは「株間(かぶま)」といって、苗を植える間隔を取っていくのですが、そこでも頑固親方から厳しい指導が入ります。
「ちょうど両腕を広げた幅が株間になるんだぞ」
そう教わるのですが、最初はよくわからないので、うまく両腕が開かない。なぜか片方の腕が閉じてしまう。それで叱られる。
「わかったか」
「はい……」(蚊の鳴くような声)
そして、声が小さくてまた叱られる。
それでもめげずに作業を続け、終わる頃には、なんとか株間が取れるようになっていました。
叱られながらも辞めずに続けていたのは、「悔しい」という気持ちが芽生えていたからかもしれません。
こういうふうに、子どもに厳しく接してくれる大人って、今はなかなかいないんじゃないでしょうか。
「いいからやれ」という昭和の頑固親方スタイルは、良くないものとして世の中から消えつつあります。
子どものやりたいことに寄り添う、というのが令和のスタンダードです。
でも、これって、どちらか一方が正解というわけではなくて、どちらか一方に「偏りすぎる」のが良くないんだと思うんですよね。
昭和の価値観に抑圧されて苦しんだ人がいるのも事実。けれど、子どものやりたいことに寄り添う一辺倒では、子どもの力を引き出すのは難しいんじゃないかな。そんなふうに思います。
そんな紫香邸の遠足ですが、毎月一回、どなたでも参加歓迎で開催しています。
初参加の方にいきなり頑固親方が発動することはないので、どうぞ安心してご参加くださいね。

毎月開催している「庭づくり遠足」。
一緒に庭を育ててみませんか?







