三茶と神戸で「いちじくパフェ」が始まりました!

神戸で朝摘みされた完熟いちじくです

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続けて、続ける

新しく入ったスタッフを見ていると、みんな必ず、同じ道を通ります。最初のうちは、いいね、いいね、とほめられる。それがだんだん言われなくなって、しまいには、あいつ大丈夫か、みたいな空気になっていく。本人も、去年より動けていないな、仕事が雑になったな、才能がないのかな、これが限界なのかな、と落ちこみはじめます。この、自分はダメだな、と思う時期は、どうして起きるんでしょうか。

答えは、単純です。うまい、へたを見分ける目のほうが、腕より先に育つからです。始めたばかりの頃は、やればやるだけうまくなります。昨日できなかったことが、今日はできる。楽しいですよね。でも、じつは、本当にうまくなっているわけじゃないんです。自分に甘い点をつけていただけ。まわりだって、新人だからと、おまけの点をつけてくれていただけです。続けていくうちに、まわりの目も、自分の目も、きびしくなっていきます。腕が上がるより先に、見る目のほうがきびしくなってしまう。すると、去年は最高だと思っていた仕事が、いま見ると、ひどく雑に見える。前はできていたのに、と思うけれど、本当は、前からできていなかったんです。いまの目で見れば、ね。だから、この落ちこみをなくしたければ、もう先へは行かない、と自分で決めるしかありません。目も腕も、ここで止める。それでも先へ行きたいと思うから、上がったり下がったりが生まれる。まっすぐきれいに伸びていく、なんてことは、そもそもないんです。下がって、上がって、また下がって。それをくり返すうちに、ゆっくりゆっくり上がっていく。それが、普通なんです。

飛行機を思いうかべてください。飛び立ったばかりの飛行機は、ぐんぐん上がっていくでしょう。でも、あのまま行ったら宇宙まで行ってしまいます。だから、雲をぬけたあたりで水平飛行になって、シートベルトを外していいですよ、飲み物を配りますよ、となる。たいていのヒトは、雲の上あたりで、まあ、この辺でいいか、となるんです。でも、世の中を変えるようなヒトは、そこでコーヒーを一口飲んでも、もう一回ここから上がろう、となります。雲を滑走路にして、もう一度飛び立つんです。そこで、私はそこまでは無理です、と降りていくヒトがいてもいい。もともと月を目指すつもりじゃなかったヒトも、います。まずいのは、雲の上でコーヒーを飲んでいるヒトに、このまま行けば月に行けますか、と聞いてしまうことです。聞いたところで、行けませんよ、としか言われません。雲の上にいるヒトは、そこで満足しているんですから。

途中で、親の介護があるとか、家のことで手いっぱいだとか、燃料を入れに一度戻ることだって、当然あります。それでも、行くと決めたら行こうと、少しずつ角度をつけて、高くのぼっていく。飛行機で月まで行くつもりかよ、バカじゃないの、と笑われるかもしれません。それでも続けていると、ふと下を見たとき、雲の上を飛んでいる飛行機たちが、思ったよりずっと下に、小さく見えることがあるんです。努力すれば必ずゴールに着ける、なんて保証はどこにもありません。運もあります。もうここで終わりでいいや、と思う日だってある。それでも、大気圏の外に出てみたい、と思うこと。そのヒヤヒヤする、ぎりぎりのところを歩くと、自分で決めること。それが大事なんだと、ボクは思うんです。

月に着いたところで、なんでボクは月にいるんだろう、と思って終わるだけかもしれません。それより、同じ滑走路にいる仲間が、よし、行くよ、と言うのを見て、じゃあ私も行こう、と思う。あの瞬間のほうが、人生でいちばん、かがやいています。

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MAMEHICO代表・井川さんのラジオです。
何気ない言葉の中に、ふと立ち止まるきっかけがあります。
AIがまだ過渡期のうちにやるべきことは?
ぜひ一度、耳を傾けてみてください。
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