暮らしを重ねる場所

こんにちは。MAMEHICO神戸メンバーの高橋真理です。
前回、初めてMAMEHICO三軒茶屋店を訪れたお話をさせていただきましたが、今日はその続きのお話をさせていただきます。
三軒茶屋店で、関西にもMAMEHICOがあることを知った私は、その一週間後、神戸・御影店を訪れました。
店内に入ると、まず目に飛び込んできたのは、入口近くにひとつだけ置かれた真っ赤なソファ。
そして、店の奥にある棚でした。
「わぁ、三茶と同じですね」
思わずそうつぶやいた私に、店長のシゲちゃんが、「その棚は渋谷店から来たものなんですよ」と教えてくれました。
そのままソファ席に案内していただき、素敵な店内でスイーツをいただきました。
そして帰り際、シゲちゃんから、
「あの、近々うちのお店でイベントをやるので、よかったらいらっしゃいませんか?」
と声をかけていただき、そこから私は、次々とMAMEHICOのイベントに参加するようになりました。
今ではイベントも当たり前のように感じていますが、当時はまるで狐につままれたような感覚でした。
初めて参加した「面白可笑ひこ」、そして翌日の井川さんの雑話会。
何が何やらわからず、まったくついていけてなかったことを覚えています。
よくわからないまま、それでもその面白いカフェの在り方に惹かれ、目を白黒させながら、その後も私はたくさんのイベントに参加しました。
なかでも特に好きだったのは、お食事会です。
井川さんが神戸まで来てご飯を作ってくださり、みんなで一緒に食べる。
文字にしてしまえば、何てことのないことのように感じるかもしれません。
けれどあの頃の私は、主人は単身赴任、子どもたちもすでに成人し、ひとりで食事をすることが多くなっていました。
井川さんが作ってくれたお料理は、びっくりするほど大きなお皿に盛られ、それをみんなで取り分けていきます。
井川さんから聞くお料理の説明。
あるもので作る楽しさ。
そこで交わされるメンバーさんとの何気ない会話。
私は、そんな時間のなかで、たくさんのことを学んでいた気がします。
今思うと、MAMEHICOが大事にしている、
「一緒に食べる」
「プリコラージュする」
ということを、私は実際に体験していたのですね。
そして、この時期にMAMEHICOから学んだ一番大きなことは、これもまたMAMEHICOが大切にしていることのひとつ、「長い目で視て考える」ということでした。
井川さんが教えてくれた、
「人生は回っている」
「人生を直線ではなく、円で捉える」
という考え方は、特に子育てにおいて、私に大きな影響を与えてくれたと思います。
人生を直線で捉えてしまうと、一度失敗したらもう終わり、という考えになり、未来に希望が持てず、絶望してしまう。
でも人生は回っている。
季節が巡るように、また似たような出来事が自分の身に起こることがある。
その時、自分自身も螺旋階段を上るように成長していれば、次のチャンスが巡ってきた時、前回とはまったく違う対応ができたり、前はうまくいかなかったことが、今度はうまく回ったりする。
人生をそんなふうに捉え、最短距離での成功だけを目指すのではなく、希望を持って生きていくことの大切さを、子どもたちに伝えられたのは、MAMEHICOのおかげです。
本当に感謝しています。
そんなふうにMAMEHICOと関わりながら約一年が経ち、今度は私自身に、イベントのお手伝いをする機会が訪れました。
それが、2024年秋の「銀座タダヒコ」です。
次回は、このイベントでのお手伝いのお話をさせていただこうと思います。

少しずつ手を入れながら、
続いてきた時間があります。
その一端を、感じていただけたらうれしいです。







