みなさん、こんにちは。MAMEHICO紫香邸スタッフの原幸子です。
営業が再開してあっという間に2週間が経とうとしています。
天気が不安定なこともあってか、店内は静かな時間が続いています。
「余裕がある時に!」と、こんなときこそ、普段あまり行き届いていなかった場所のお掃除をしたり、まとまった仕込みをしたり。
物理的な物の整理と頭の中の整理、どちらを進めるにも、秋風が心地よい今の時期はぴったりな気がしています。

新しいスタッフにキッチンのことを教えるのもここ最近の大切な時間。
先日は一緒に、朝食のお味噌汁に欠かせない出汁をまとめて取りました。
MAMEHICOの基本の出汁は、ハラワタを取ったいりこと昆布です。
このベースの出汁に、野菜を煮た時に出た野菜からの出汁が合わさり、具材の食感や味わいが加わって、味噌が最後に味をまとめる。
シンプルだけど奥深い味噌汁。一見、脇役のようですが、味噌汁がきちんと美味しくないと、朝食全体が締まらないので、バランスよく美味しく作れているか、実は結構気を使う部分なんです。
ここで教わったのは出汁がしっかりと効いていることが味噌汁の美味しさを大きく左右すること。
土台がしっかりしていることが仕上がりを決める…これって、何事にも通づる普遍的なこと。
味噌汁に学ぶことはとても多いなぁと思います。

先日、大工さんに工事していただいた縁側。
無垢板そのままのフローリング材だったので、営業の合間に自分たちで塗装作業を進めました。
というのも、もともとある床の色と新しい床の色とがそこまで大きな差がなかったので、思っていたより大掛かりな仕事ではなかったんです。
オイルステインを塗って、一晩乾かして、乾拭きをして。翌朝、今度はワックスを塗って、また乾かして…完成!
ちょうど東京から打合せで来ていた井川さんをはじめ、新しいスタッフやメンバーさんと一緒にひたすら床を塗っていきました。
こうして自分たちで手を動かすと、ますます愛着が湧くものですね。
自分でやるって、手間がかかって大変なこともいっぱいあるけど、なにより楽しいんだということを知る時間でした。

ちょっと古い話になりますが…私とMAMEHICOの出会いは、今から11年前です。当時の渋谷にあったマメヒコにピアノを弾きにいったのがきっかけです。
あるお芝居のお稽古中に 「ちょっとさ、これ弾いてよ」と井川さんは動画をみせながらピアノのそばにやってきました。
「楽譜がないとちょっと、、」
「適当に弾いてみて」
私は「ちょっとやってみよう」が実はとても苦手。つい、正解を探してしまうのです。間違えないように、一音も外さないように…そういう教育を受けてきたので、どうしたって身構えてしまう。
頭では、やってみたいと思うのに、どうしたら「正解」に持っていけるかを無意識に見つけようとしてしまう。
人生をつまらなくしているなぁと自分でも思います。笑
「トライ&エラー」を繰り返す中で、起こる出来事を面白可笑しく生きていく。
そういうことにも憧れてMAMEHICOに入ったんです。空回りで終わることも未だに多いんですが(笑)
さて。
MAMEHICOでずっと続けてきたイベント「面白可笑ひこ」を、ついに9/21に桐生でも初開催します。
スタッフ、お客さんが一緒になってトライ&エラーを重ねた中で作っていく、参加型の文化祭のようなものです。毎回、何が生まれるのか分からない玉手箱のような企画ばかりなのですが…温かい空気が会場全体を包んで終わる、ということがとても多いこのイベント。
準備やお稽古から短期間の中でヒトの成長や変化を目の当たりにすることも多々あり、その場に居合わせると不思議な感動を覚えます。そして、私もまた頑張らなきゃなぁと自然と前向きに鼓舞されるんです。
あの空気感を桐生の地でも味わえるのかと思うと、私も楽しみで仕方ありません。
どうぞ、当日は気軽に観覧にいらしてください。
きっと、受け取っていただけるものがあるはずです。




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