池ノ上駅→駒場東大前駅
「ひと駅歩いて」の第5回ができました。
今回は、入日茜さんと、MAMEHICO神戸・御影のお客さんでマフィンづくりを手伝ってくれている高橋真理さんが、
京王井の頭線の池ノ上駅から、駒場東大前駅までを歩いています。
真理さんは、転勤族のご亭主について、いろいろな土地を渡り歩いてきました。
そのなかで、二十年ほどの子育ての深い思い出は、池ノ上周辺にあります。
かつて子どもたちは、駒場の東大の敷地のどこかに、秘密基地を作っていた。
真理さんがそれを知ったのは、撮影のつい三週間前です。
二十年経って、はじめて知ったそうです。
どこにあったのか、子どもたちはいまも教えてくれません。
動画の真理さんは、興奮をそのままに、話しています。
秘密基地。
真理さんは、御影のスタッフやマフィンの仲間に、
あなたはそれを持っていたかと、聞いてまわりました。
あった。
親には内緒にしていた。
ひとりではなかった。
秘密を分け合う仲間がいた。
みんな、そう話したそうです。
親に内緒じゃなければ、秘密基地にはなりませんものね。
子どもは、信用できないおとなの前では、なおさら良い子のフリをする。
隙を見せない。
秘密基地は、その良い子をやめて、本性を出せる場所。
親の目の届かないところで、仲間と秘密を持つ。
親から少し離れて、自分たちだけの世界を持つ。
それが、自立の一歩なんだろうと、真理さんはいいます。
ところが、秘密基地は、たいてい小学生までで終わる。
思春期になると、部活が始まり、
放課後の過ごし方も、異性との過ごし方も変わる。
やがてつまらないおとなになり、
秘密基地のことなんて、みんなすっかり忘れてしまう。
さて、真理さんは子育てを終えて、
去年の四月から、はじめてのひとり暮らしをしています。
最初は、自由で楽ちんだった。
けれど、それがかえって、居心地が悪い。
子どものために起きて、ご飯を作る。
その繰り返しが、毎日のリズムを作っていたことに気づく。
自由になると、ヒトはかえって不自由になる。
その真理さんが、いま、秘密基地を持っている。
MAMEHICOです。
なかでも、お店から離れたところにある、マフィン工房。
そこを「秘密基地として育てている感じがするんです」と、
真理さんは話してくれています。
誰でも役割がある。
親にとっての子どもという役割。
子どもにとっての親という役割。
役割を手放す不安定な時、誰でも秘密基地が必要なんじゃないかと、
気づかせてくれる「ひと駅歩いて」になっています。
ぜひ、見てみてください。
そして、感想も書き込んでください。







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