キッチンに流れるリズム

みなさん、こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの田中朋美です。
リニューアルオープンして、1ヶ月が過ぎました。
まだまだ手探りなところもありますが、銀座店にしかない特別な時間を過ごしていただけるよう、キッチンに立っています。
銀座店のキッチンは三軒茶屋店と少し異なり、お客様からあまり様子が見えません。
だからこそ、そこで生まれているものをどう届けられるだろう、と考えることがあります。
そんな中、調理をしていると、ふと耳に入ってくる気配があります。
新玉ねぎをスライスする、刃の軽やかな走り。
まな板に当たる包丁の、規則的なリズム。
ルッコラを千切る、指先の小さな弾け。
ゆでたスナップエンドウをカットしたときの、心地よい歯切れ。
はまぐりが殻を開いて、フライパンの上で小さく跳ねる瞬間。
菜の花を熱々のオリーブオイルに入れたときの、一気に立ち上がる熱。
スペアリブがゆっくりと温まりながら変えていく、やわらかな表情。
ひとつひとつはささやかな変化なのに、重なっていくと不思議と心地いいのです。
軽やかさも、勢いも、ゆっくりとした時間も混ざり合って、その日のキッチンのリズムをつくっています。
見えないキッチンの中で積み重なっているひとつひとつが、料理の輪郭をつくっていく。
席に届く頃には消えている気配ですが、確かにその中で生まれています。
料理は、目で楽しみ、香りで楽しみ、手や舌で味わうもの。
でも、耳でもこんなに楽しいのだと、キッチンに立つたびに気づかされます。
まるで、その一瞬一瞬で、食材がいちばん良い状態を教えてくれているような感覚です。
お待たせしないようにと気を張りすぎるのではなく、自分自身にも心のゆとりと、心地よさを楽しむ余白を持ちながら。
銀座店ならではの、ゆったりとした空気感や時間の流れへと、つなげていけたらと思っています。
みなさんにも、そんな時間をゆっくり味わっていただけたらうれしいです。
新緑が眩しい季節になりました。
季節の移ろいとともに、食材も少しずつ変わっていきます。
すでにご利用いただいた方も、これからの方も。ぜひ楽しみにいらしてください。
銀座店で、お待ちしております!

・サラダモーニング
・予約制ランチカフェ
ゆっくり朝を過ごしたい日も、
ちょっと特別なランチの日も。
MAMEHICO銀座で、お待ちしています。







