
偶然をデザインする
みなさん、ごきげんよう。MAMEHICOの日野です。 かつて渋谷に、「カフエ マメヒコ宇田川町店」というお店がありました。入口を入るとチケットカウンター、奥には小さなステージ。赤い緞帳のかかった空間で、コンサートやお芝居、映画の上映までしていました。そのステージは、わたしたちの手づくりでした。照明の

みなさん、ごきげんよう。MAMEHICOの日野です。 かつて渋谷に、「カフエ マメヒコ宇田川町店」というお店がありました。入口を入るとチケットカウンター、奥には小さなステージ。赤い緞帳のかかった空間で、コンサートやお芝居、映画の上映までしていました。そのステージは、わたしたちの手づくりでした。照明の

2000年ごろ、ボクはテレビディレクターとしてニューヨークに住んでたんです。すごい大都会ですが、街を歩けば誰でも入れる教会があちこちにある。「ああ、いいな」と思ったんです。 教会って、「個」としてひとりで祈れる場所でもあるけれど、「集」としてヒトとつながる場所でもあるでしょ。内にも外にも開かれてる。

あのですね。ずっとむかしから、ボクはほんとに個人的趣味で、ラジオを録ったり、映画を撮ったりしてきたんですね。それは誰かに認められたいとか、そういうことじゃなくて、ただ自分が「面白いから」と思って続けてきた。MAMEHICOも二十年になりますから、今までも、ずいぶんとお店を舞台にしたり、そのときのお客

こんにちは。MAMEHICO東京スタッフの飯塚友美です。ほぼ毎日、三軒茶屋店で働いています。 子どもの頃からタレ目でニコニコしているせいか、笑顔だけは本当によく褒められました。この笑顔こそが、私の唯一といっていい取り柄。 けれど社会人になってからは、「苦労を知らないね」と言われることも多く、笑ってご

こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。 まだ暑い日もありますが、確実に季節は変わりつつありますね。朝晩の風がさらっとしていて、「秋がきているな」と思うと、なんだかウキウキしてきます。 MAMEHICOでは秋のメニューが始まり、いよいよカンボジアプリンの季節になり、ぼーっとしていられ

エトワール★ヨシノの一人芝居「脱走兵と群衆」がひとまず終わりました。 舞台というのは、お客さんからすればひとつのイベントにすぎないでしょうけど、当事者にとってはそう簡単ではありません。脚本準備から稽古、本番に至るまで、相当な時間と体力を費やします。細かいことの積み重ねの果てに、たった二時間の本番があ

つい先日、初演を終えた、エトワール★ヨシノの一人舞台『脱走兵』。 舞台というのは、表に出るのはたった数時間の上演なんですがね。その裏側には膨大な準備が必要です。音楽、照明、舞台転換、美術、興行──どれも少しのズレが、大きな失敗につながるので、小さな違和感も「まあいいか」で済ませず、確認を重ね、修正し

目を背けたくなるような痛ましい暴力事件が、次々とニュースから流れてくる。「世の中、結局は暴力なのか」と嘆かわしくなる。けれど、嘆くだけで何もしなければ世の中は良くならない。暴力や理不尽に毅然と立ち向かい、声を挙げなければ、それは黙認と同じであり、暴力に暗に加担しているのだと言われても仕方がない。 ―

こんにちは。MAMEHICO東京スタッフの飯塚友美です。ほぼ毎日、三軒茶屋店で働いています。 子どもの頃から、タレ目でニコニコしていたので、笑顔だけは本当によく褒められました。この笑顔だけが、私の唯一と言っていい取り柄なのです。 しかし社会人になると、「苦労を知らない」と言われることが多々あり、笑っ

みなさん、ごきげんよう。MAMEHICOの日野です。 9月15日(月・祝)、MAMEHICO銀座でエトワール★ヨシノの一人劇『脱走兵と群衆』を上演します。舞台に立つのはエトワール★ヨシノ――そのヨシノさんを演じるのは、MAMEHICOをつくった井川さんです。 ヨシノさんは、渋谷・宇田川町店で上演して

なんでメンバーシップ制なのか。よく聞かれる質問です。時には「なんでそんなややこしいことをするのか」と怒られることもあります。けれど、ボクたちがやろうとしているのは、当たり前のことを当たり前にしたい、それだけなのです。 たとえば。バターならちゃんとバターを使いたい。牛乳なら牛乳をそのまま使いたい。それ

「脱走兵と群衆」がまもなく差し迫ってる中、稽古と準備真っ只中です。とにかく、すべてがボクにかかってるわけで。そんなとき、ボクよりうんと若いヒトから、「井川さんにとって、生きるとはなんですか」そんな直球を投げられたんです。 そんなもの、答えられるわけないじゃないかっ。生きる意味なんてわかってたら、こん