
カフエ マメヒコは、三軒茶屋でお店を出しました。20年前の7月のことです。飲食店のアルバイトさえしたことなかったボクが、まさかカフェを始めるなんて思いもよらなかった、というのが本音です。今もって、なんで始めたのか、神のいたずらだったんじゃないか、と思っています。 とはいえ、始めちゃったわけですから、真面目に一生懸命、潰さないようにしなくちゃなと。それでやってみてすぐに、「あっ、これ、一軒だけやって
桐生に通うようになり、紫香邸の庭いじりをしている。土を掻き、石を積み、一年中紫の花が咲くようにと願いを込めて、花壇を作ってみる。去年の春先、剪定した木や枝を庭の隅に積んでおいたら、半年後、それがちゃんと土に変わっていたという経験をして、枯れた植物が新しい命のもとになることがやっと腑に落ちた。頭ではわかっていたけれど、きちんと目の当たりにして、ボクはようやく自然の力を「信じられた」。なんと愚かなんだ
カフエ マメヒコは、2005年に三軒茶屋、その後、渋谷にオープンしました。それから18年。東日本大震災、渋谷の再開発、コロナ禍を経て、渋谷のマメヒコは閉店し、2022年9月、メンバーシップ制のイベントカフェ「MAMEHICO」を銀座、神戸と二店同時にオープンしました。あらゆるものを理性と理屈でコントロールしようとする社会に、「もっと自由に、面白可笑しく生きよう」というメッセージを、様々な活動を通じ