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まずは小さく始めてみる

酒井 聡里2026年05月14日メンバーシップ#始めて続ける

こんにちは。MAMEHICO神戸メンバーの酒井聡里です。

「ちゃんとしなきゃからの脱却」というテーマで連載を書いてみませんか、と声をかけていただきました。
「はい!」と返事したものの、いざ書こうとすると、まったく筆が進まない。むしろモヤモヤが立ち込めてきます。どうしてなんだろう…。

しばらくして気づいたのは、「文章がインターネットに残ること」への抵抗感でした。
職場での私。MAMEHICOでの私。友人と関西弁で話している私。マダムと標準語で話している私。
同じ自分だけれど、それぞれに違う顔があります。
その誰が文章を読むかわからない。どう思われるだろうか…。

そして時間が経てば、価値観も変わります。
私は特にこの数年、価値観の変化がめまぐるしく、五年前の自分と今の自分は別人のようです。
数年後、自分で「私はなんてことを書いてるんだ…!!」とならないだろうか。
いつ誰に読まれても立派で、考えに一貫性があって、数年後に読み返しても納得できる文章を書きたい。
それだけ、自分は「ちゃんとしなきゃ」「ちゃんとしたい」と思っているんだな、と気づきました。

「ちゃんとしなきゃからの脱却」を、“ちゃんと”書こうとして苦しくなっている…。
でも、あぁ、この無意識の「ちゃんとしなきゃ」が、何かを軽やかに始められなかったり、選べなかったりする原因になっているんだなぁ、と思いました。

その時々で考えが変わるのなんて当然だし、何かを始めてみて、「やっぱりやめます」と引き返したって別にいい。
数年後にこれを読み返して、「なんだこれは、恥ずかしいな」と思ったら、「すみません、これ、消して…(小声)」と頼んだっていい。

それなのに、「一貫性のある人でいなければならない」とか、「一度始めたらやめるなんてみっともない」とか、勝手に“ちゃんとしている人”の像を自分の中につくって、周りの評価を気にして、がんじがらめになってしまう。
何もしない方が、“ちゃんとした人”でいられるから。

でも、それで私は幸せなのかな。
何も傷つかない代わりに、何も得ていない。
転ばない代わりに、どこにも行っていない。

思えば、私がMAMEHICOで出会ってきた人たちは、みんなどこかで「えいや」と動き出した人たちでした。
劇を始めたけれど、観客がゼロ人の日があったり。
大企業を辞めてMAMEHICOで働き始めたけれど、皿を割ってばかりだったり。
ちゃんとしていて、スマートな人に感心することはあります。
でも、私が温かさを感じてきたのは、泥臭く頑張っているMAMEHICOの人たちでした。
みんな、うまくいっていない時期もあって、考えも変わりながら、それでも何かを続けている。

じゃあ私は、どうする。
この文章を書くこと自体、小さな「えいや」のつもりです。
うまくまとまっていないかもしれない。
それでもまず、ここから始めてみようと思います。

同じように立ち止まっている方がいたら、ぜひMAMEHICOのイベント「始めて続ける」などに足を運んでみてください。動き出すきっかけが得られるかもしれません。

詳しくはこちらから
MAMEHICOを21年続けてきた、代表・井川さんの会です。
「始めて続ける」を、一緒に考えてみませんか。
5/19(火) 10:30〜 三軒茶屋
5/20(水) 19:00〜 銀座
6/ 7(日) 13:00〜 / 18:00〜 銀座
6/14(日) 10:00〜 / 15:00〜 神戸
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