MAMEHICOの「お福分け便」をご自宅の食卓へ

自家製マフィンといちごジャム、珈琲をご一緒に!

時を経て思いを重ねる

原 幸子2026年11月08日

みなさん、こんにちは。MAMEHICO紫香邸スタッフの原幸子です。

最近の朝6時からの日課は落ち葉集めです。
小さな池の上にもハラハラ落ちてくるので、それは掬い取って。
ほうきで掃き集める時は、庭のあちこちで起こる変化を追って歩きます。
秋の花が移ろいながら咲いていくこと、日毎に柿や木の葉が色付いていくこと。
そんなことを見ながら歩くのは肌寒い早朝から外に出る、小さな楽しみです。
風が強い日は、掃いても掃いても上から降ってくるけど、いい塩梅をみつけながら毎日整えています。

この秋から毎日、ピアノを弾く時間を作りました。
りかちゃんがスタッフに加わって、実現したことの1つです。
スタッフが増えれば、やれることが増える。
これまでだったらなかなか実現ができなかったことを、これからもっと形にしていかなければと思います。

そうそう、玄関前に一番近い部屋には、かつてピアノが置いてあったそうです。
この家を建てた方のお嬢さんが、この場所が紫香邸としてオープンしたことを知って訪ねてきてくださった際に、
「ここ、私の部屋だったの。ピアノはね、ここに置いてあって…」と嬉しそうにお話しくださったんです。
時を経て、この家にまた私がここでこうしてピアノを弾いているなんて、不思議なご縁です。

1番奥の部屋からは、3年間紫香邸にあった机が神戸へ旅立ちました。
リニューアルオープンする御影MINIの店頭に置かれることになったのです。

この机は、井川さんのおじいちゃんが使っていたという年代物で、紫香邸ができる時に札幌から持ってきたもの。
歴史を感じさせるどっしりとした佇まいと、取手のついた引き出しに魅了されたお客さまも多く、人気のお席でした。
オープン以来、ずっとこの場所を陰ながら支えてくれた仲間を見送るようで、ちょっと寂しくもあるのですが…
今度は神戸のお店で、日々使われながら、また味わいを増していくのかなと思うと、温かい気持ちになります。

こうしてモノが行き来し、そこにまつわる思い出や、ヒトの想いも一緒に受け継がれていく。
MAMEHICOがMAMEHICOであるのは、単に同じ名前のお店が各地にあるからではなく、こうしたモノやヒトとのつながりが折り重なって続いているからなのかもしれません。
古いモノをただ残しておくのではなく、今いるヒトたちが使い、手をかけ、新しい思い出を重ねていく。
そうやって、モノもお店も、少しずつ育っていくのだと思います。
紫香邸でもこの場所に今度は銀座店から別のテーブルを迎えて、またここから時を重ねていきます。
そんな思いを形にして続けていくためにクラウドファンディングも実施中です。
みなさんのご支援をお寄せいただければ嬉しく思います。