各種お豆倶楽部、始まります。

まずめざせ、あずき会員!!

モンブランの試作、あと少し……!

飯塚 友美2026年09月30日

ここ数日、お店の営業が終わってから、東京のスタッフで集まって、モンブランの試作をしています。

ここまで、最初に思い描いたイメージをなんとか形にしようと、材料を変えたり、作り方を工夫したり、あれこれ試してきました。
でも、うまくいかないものは、何度やってもうまくいかない。それなら、いっそのこと、最初の発想を捨ててしまおう……!
そんなふうに思い切って、昨日は中心となる材料から大きく方針を変えてみたら、あれだけ悩んでいたことが、嘘みたいに解決に向かいました。

最初は絶対にやらないと思っていたことが、実は一番よかったりするんですよね。
なんだか、ずっと同じところをぐるぐる回っていたのに、突然、出口が見つかったような気分です。
とっても不思議だけど、こういうことって、結構あるんだろうなぁ……。

さて、そんなわけで、昨日の夜、ようやくモンブランのざっくりとした方針とイメージが固まりました。
ここからは、いよいよ細かな調整です。

スポンジ、生クリーム、栗。それぞれの甘さ加減や香り、組み立てたときの量のバランス。
一つひとつのパーツを食べれば、どれも美味しい。でも、それを全部組み立てたときに、美味しいモンブランになるとは限らないんですよね。

甘さも、香りも、食感も。
それぞれをただ足していくばかりでは、なんだか全体がぼんやりしてしまう。
何を一番美味しく食べてもらいたいのか。そこを決めたら、あとは、それを邪魔しないように、ほかのものを少しずつ引いていく。
これが、なかなか難しいんです。

そして、このバランスの話をしているときに、何度も話題に上がったのが、先日のお彼岸用に作った「おはぎ」のことでした。
おはぎの中心にあるご飯の量、周りを包むあんこの量。そして、あんこの甘さや質感。
あのときも、みんなで何度も試作を重ねましたが、最終的に井川さんが編み出した、ご飯とあんこのバランスが、とっても絶妙だったんです。
あんこが多すぎても、ご飯が多すぎても、なんだか違う。

それぞれが美味しいのはもちろんですが、一緒に食べたときに、ちょうどよく口の中でまとまる。
あのおはぎの美味しさを思い出しながら、モンブランのスポンジ、生クリーム、栗のバランスを考える。
「あのおはぎは、どうだったっけ?」
そんなふうに、何度もおはぎの話に立ち返りながら、細かな調整について話し合いました。

おはぎとモンブラン。
まったく違うお菓子を作っているのに、考えていることは案外同じなんですよね。

一つひとつの材料を美味しくすることと、組み合わせたときに美味しくなることは、また別の話。
何を引き立たせて、何を控えめにするのか。ほんの少しの量や甘さの違いで、全体の印象がガラッと変わるから、不思議です。

さて、私たちが思い描いている、「美味しい! いくらでも食べられちゃうね!」というモンブランまで、あと少し……。(だと信じたい……!!笑)

ようやく大きな方向性が決まったところで、今度は細かな調整との戦いです。
細かいことが苦手な性格ですが、ここまで来たら、もうひと踏ん張り。
なるべく、きめ細かな視点を意識して、完成まで頑張りたいと思います。笑

MAMEHICOの秋メニューは、10/1(木)〜です。
どうぞ、お楽しみに。