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植物のお世話とポタージュ作り

私には慌ただしく過ごす日々に句読点を打つような、
ほっと一息つける趣味があります。
植物のお世話をすることと、ポタージュづくりです。
一見ばらばらのようで、私の中では同じ一本の線でつながっています。
手をかけた分だけ、きちんと応えてくれる。その手ごたえが心地よいのです。

お世話に応えてくれる植物たち

植物を丁寧にお世話すると、
その分ちゃんと応えてくれるところが可愛いなぁと思います。
水をやった翌朝、少しだけ背筋を伸ばしていたり、
葉の色が前の日より濃くなっていたり。
こちらが特別なことをしたわけでもないのに、
ちゃんと見ていてくれたようで、うれしくなります。

うちに咲く紫陽花は、花弁の形が珍しい一株です。
八重のように幾重にも重なった花びらが雨に濡れると、
いっそう艶やかに見えます。
梅雨空が続く時期も、窓辺の鮮やかなピンクが、
うつむきがちな気持ちにそっと元気をくれます。

枇杷。「桃栗三年、枇杷は早くて十三年」と言いますね。
我が家の枇杷は、食べ終わった種を思いつきで植えたもの。
大人の背丈ほどまで育ち、七年目の今年、初めてたくさんの実が採れました。
もぎたての完熟した果肉を口にすると、いっぱいに広がる甘さに驚きました。

ハーブ。ベランダではバジル、イタリアンパセリ、ミントを育てています。
特に気に入っているのがミント。
アイスティーや温かいほうじ茶に入れるとスッキリした香りで、
気分転換に最適です。
暑い日は、ミントを浮かべたお風呂で疲労回復です。

その日によって変わるポタージュ

丁寧に手をかけた分だけ応えてくれるのは、
庭の植物にかぎった話ではありません。台所でも、同じことを感じます。
庭でもまな板の上でも、ひと手間を惜しまなかった分だけ、ちゃんと返ってくる。

たとえば玉ねぎ。
焦がさないよう弱火でじっくり炒めると、甘みがぐっと深くなります。
それを小分けにして冷凍しておけば、いつでもポタージュが作れます。

ポタージュにする材料は、何でもいいのです。
春のそらまめ、珍しいビーツなど、出会った食材を使えばいい。
半端に残った野菜を全部集合させる日もあります。
その日かぎりで、二つとして同じものはありません。
そんな面白さがあります。

定番としては、にんじん、ブロッコリー、コーン。
ブロッコリーの茎も、ポタージュなら余すことなくいただけます。

気持ちが急いて、バタバタしている時ほど、少し立ち止まって手を動かします。
その時間は、心地よいのです。
しばらくすると、不思議と気持ちが落ち着いていきます。

花の水やり、ポタージュを作ること。それはわたしにとって、
慌ただしい毎日に句読点を打つたいせつな時間です。