珈琲を飲んでいると、店の一番奥に見える、三軒茶屋店のお手洗いの扉。
実は、店の中央にある大きな長テーブルと、同じデザインで作られています。
みなさん、お気づきでしたか?
三軒茶屋店は、21年前、井川さんと職人さんたちが、何度も話し合いながら作り上げたものです。
テーブルも、扉も、お店の壁にある大きな長い棚も。
一つひとつに、作った人たちの工夫が詰まっています。
そして、出来上がってからも、ずっと手を入れながら使い続けてきました。
壁のペンキを塗り直したり、トイレの洗面台を自分たちで付け替えたり、テラス席のタイルを直したり。
無垢の木で作られた家具は、毎年、年始に表面を削って、磨いて、オイルを塗ります。
そうやって手入れを重ねながら、20年以上が経ちました。
今でも、ときどきお客さんから「最近できたお店ですか?」と聞かれることがあります。
「いえいえ、もう20年以上経つんですよ」とお伝えすると、みなさん驚かれます。笑
どんなに丁寧に作ったものでも、使っていれば汚れるし、傷もつきます。
だから、掃除をして、直して、磨いて、また使う。
MAMEHICOでは、そんなことをずっと繰り返してきました。

最近は、こうしたお店の手入れの日に、お客さんにも参加していただくようになりました。
普段は珈琲を飲んだり、お食事をしたりしている方が、今度は一緒に手を動かす側になるわけです。
無垢の家具を磨く作業は、なかなか楽しいものです。
1年間使い込んだテーブルを少しずつ削っていくと、表面の汚れや細かな傷が落ちて、木本来の表情が戻ってきます。
そこにオイルを塗ると、木目がくっきりと浮かび上がります。
削りたての無垢のテーブルは、すべすべ。
思わず頬をくっつけたくなるくらいです。笑
自分で手を入れた家具は、いつもより少し気になるもの。
次にお店に来たとき、つい自分が磨いた場所に座りたくなります。
いつもは見ているだけのお店の仕事も、やってみるとまた違った面白さがあります。
「マメヒコの仕事って、どうなっているんだろう?」
「ちょっと裏側を覗いてみたいな」
そんな方は、まずはメンバー登録をして、スタッフに声をかけてみてください。
一緒にテーブルを磨いて、今度はそのテーブルで珈琲を飲む。
いつもとは少し違う一杯になるかもしれません。



コメント 0
コメントを投稿するには ログイン してください。