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そろそろ梅雨でしょうかね。

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暮らしの中の小さな景色

こんにちは。MAMEHICO神戸メンバーの紫水 一谷美智子です。

先月は、MAMEHICOさんで「季節の花の会」を開催させていただくようになった経緯をお話ししました。今回は、実際の花の会の様子を少しご紹介します。

この会では、自由な投げ入れを中心にしています。
「花をいける」というと、形を整えたり、決まりごとがあったりして、少し敷居が高く感じられるかもしれません。
ですが、この会では、まずは植物そのものをよく見ることを大切にしています。

枝の向きや伸び方、花の重なり、葉の動き。
一本一本にそれぞれの表情があって、「この枝、なんだか気になるな」「この花、こっちを向かせたいな」と感じるところから始まります。
うまくいけようとするよりも、まずは植物に触れて、眺めて、その日の自分の感覚で向き合ってみること。そんな時間そのものを、楽しんでいただけたらと思っています。

そして、枝ものを取り入れるのも特徴のひとつです。
花だけではなく、枝を添えることで、自然の風景のような広がりが生まれます。
まっすぐ伸びた枝、くるりと動きのある枝、まだ青さの残るもの。季節によって表情もさまざまです。
一本の枝にも、その季節の光や風、空気感が宿っていて、自然の一場面を暮らしの中へ持ち帰るような感覚があります。

枝ものは少し難しそうに見えるのですが、実際に触れてみると、その枝の流れに合わせて花を添えていくだけで、自然と全体がまとまっていきます。
植物がもともと持っている美しさに助けてもらいながら、花と向き合う時間が流れていきます。

また、みなさんの仕上がりが同じではないことも、この会の大きな魅力です。
ご用意する花材は同じでも、選ぶ向きや枝の使い方、花を添える位置によって、出来上がる雰囲気はまったく変わります。
飾る場所によっても見せ方は変わります。玄関、リビング、お気に入りの場所、オフィスへ…。
置く場所が違えば、自然とスタイルも変わってきます。

もともと表情の違う植物たちを、それぞれの感覚でいけていくので、「その人らしさ」が自然と表れてきます。
そこに「こうしてみたい」という思いも加わって、同じ花材でも思い思いの仕上がりになるのです。

完成した花を並べてみると、「こんなに違うんだね」と毎回驚かされます。
「同じ花材なのに、本当に違うのが面白いね」
「その使い方、素敵やね」
「○○さんらしいね」
「今日はいつもと発想を変えてみた」
「今日は不思議と手がスムーズに動いた」
そんな言葉が自然と行き交うのも、この会ならではの面白さです。

集中して花材と向き合ったあとに、「わぁ素敵!」「やっぱりお花っていいわぁ」「癒されるね」と、思わずこぼれるストレートな感想と笑顔。
ちょっと嬉しくなって、ずっと眺めていたくなる。そんなふうに心が動く時間です。

MAMEHICOさんの心地よい空間で、みなさんそれぞれの“らしさ”が自然と表れてくる瞬間を、いつも楽しみにしています。

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小さな歳時記「暦の手帖」。
お花の先生・一谷さんとご一緒に、
春の気配がふくらみはじめた芦屋の山を歩きます。
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