今年の5月、お店の近くにマフィン工房を作りました。
道具を発注して、届いたものを並べていく。でも最初は私たちも、どこに何を置くのか、どう動けばいいのか、手探りでした。
そこに、お客さんたちで結成した「マフィン隊」のみんなにも来てもらうようになりました。簡単な計量をしたり、袋に入れたり、ラベルを貼ったりしてもらっています。
最初のころは、「これ、どこでしたっけ?」なんて聞きながらの作業でしたが、最近はずいぶんスムーズになってきました。
そして、また一人、新しいマフィン隊が増えました。そのとき、ちょっと嬉しいことがありました。新しく入った人に、先輩のマフィン隊が、物の場所や計量の仕方を教えているんです。
「これはここにありますよ。」
「私はこうやって道具をセッティングしてます。」
そんなやりとりを聞いていて、なんだか頼もしいなと思いました。言われたことをただやっているだけじゃなくて、自分なりに考えながら、ちゃんとマフィン隊をやってくれている。そんなことがわかって、私は嬉しくなりました。

そして、マフィン隊が一人増えたことで、工房もちょっとにぎやかになりました。
先日は、マフィン隊の一人が旅行のお土産を買ってきてくれました。作業の合間に、みんなでお茶を淹れて、お土産をいただきました。みんなで「おいしいなぁ」と言いながら食べて、旅行の話を聞いたりして。なんとも楽しい時間でした。
マフィンを作るために借りた工房ですが、少しずつ、マフィンを作るだけの場所ではなくなってきたような気がします。
人が集まって、一緒に手を動かして。教えたり、教えてもらったり。ときにはお茶を飲みながら、どうでもいい話をしたり。こういう時間があるのって、いいなと思います。マフィンをきっかけに、いろんな人が関わってくれて、そうやって少しずつ、この工房も育っていくのかもしれません。
これからどんな場所になっていくのか、私も楽しみです。




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