歩み続けることで見えるもの

みなさん、こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。 

私にとってMAMEHICOとは。
歩いていたら、偶然出会い、憧れ、遠くから眺めるだけの存在。
それが、以前の私にとってのMAMEHICOでした。

近づきたい。でも、なかなか勇気が出ない。 それでも「やりたい」と思い、やると決めた。
今、私はその「やる」という山を登っています。
先日の春分の日で、MAMEHICOで働き始めてちょうど丸2年。 今年で3年目に突入しました。

私が働く三軒茶屋店では、以前、スタッフの休憩時間にはお店をクローズし、 みんなで一緒に賄いを作り、温かいお茶を淹れて食卓を囲んでいました。
賄いだからといって、適当に淹れたお茶や冷めた料理を出すのではなく、 お客さんにお出しするのと同じように、丁寧に淹れたお茶と温かい料理を美しく盛り付ける。
これが、MAMEHICOの賄いです。

時にはデザートがあるスペシャルな日があったり、 スタッフが焼き菓子を持ってきたり、 「今日は自分の誕生日だから!」と、お客さんがスタッフの分までお寿司を買ってきてくれることも。
どんなに忙しくても、みんなで同じものを食べる。
叱られて落ち込んでいても、一緒に食べる。
この時間があるからこそ、私は豊かさを感じる。
同じものを食べることで、何か大事なものが育まれていた気がします。

コロナも明け、お客さんが戻りつつある今、 もっとたくさんの方に来ていただきたいという想いから、MAMEHICOも通常運転にギアチェンジ!
その夢のような休憩時間は無くなり、 今は休憩さえままならないほど忙しい日々です。笑

嬉しいことに、3年目に入り、任される仕事も少しずつ増えてきました。
最初の頃よりも、できることが広がっています。
最初はなだらかだった山道も、進むにつれ、傾斜が増し、大きな岩が行く手を阻む。そんな感じでしょうか。

忙しさに追われ、ついていくのに必死で、 周りの景色を眺める余裕もなかった日々。
先だって、MAMEHICOで働き始めた頃に書いた自分の文章をみつけて、読み返してみました。
そこには、ドジをしながらも、 日々の小さなことに喜びを感じ、生き生きと働けて嬉しいと書いてありました。
険しい山でも、大きな岩に腰掛け、一服。 お茶を飲み、ふと見上げる。 そこにはきっと、澄んだ空気と真っ青な空が広がっている。
そんなことがあることを、最近は忘れていたなと反省しました。

3年目に入り、最初とは違う景色が見えてきました。
前に進んでいるつもりが、同じところを行ったり来たりもしています。
それでも、おしゃべりしながら、花を愛で、 時には鼻歌を唄いながら、みんなと歩き続けたい。 
だから、一服することも忘れずに。

昨日より今日。今日より明日。 自分を信じて、仲間を信じて。
大好きなMAMEHICOで、仲間とともに成長していく。 
そんな3年目なのであります。

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