タグ:哲学

空間を整える
日野 沙織

花とともに空気が整う

みなさん、ごきげんよう。MAMEHICOの日野です。 お店にいると、季節の移ろいをいろいろな場面で感じます。旬の食材、店内に差し込む光の加減、通りを行き交う人の服装。そして、店内に飾るお花もまた、季節を映す大切な存在です。 「このお花たちは、お花屋さんにお願いしているんですか?」と聞かれることがあり

料理・甘味
渡辺 臣将

美味しさとは配置である

こんにちは。MAMEHICO神戸・御影 店長の渡辺 臣将(しげまさ)です。 この春から御影店で始まった「チキンカレー」、おかげさまでご好評をいただいています。「チキンカレーってこんなに美味しいんですね!」と言ってくださる方もいて、とてもうれしく思っています。 もちろん、使っている食材やスパイス、仕込

店内イベント
ワセダ ヨウコ

まなざしの先に

MAMEHICOで井川さんの作るお芝居や映画を、もう10年以上、欠かさず見続けているMAMEHICO東京メンバーの早稲田陽子です。井川作品は何度観ても新鮮で、何度も励まされてきました。 その井川さんが扮するエトワール★ヨシノのライブ「それでも、楽しく生きてゆく」。5月4日、昼の回を観に、銀座へ行って

空間を整える
池田 さくら

MAMEHICOの小さな部屋

こんにちは。MAMEHICO神戸・御影スタッフの池田さくらです。 ちょっと変かもしれませんが。私はMAMEHICOのお手洗いが好きです。お客様にも「いつ来てもお手洗いが綺麗ですね」と、どこの店舗でも言われることが多いです。 神戸・御影店のお手洗いは、丸い石段があり、格子飾りの木製扉、黒い床、壁はグレ

井川のはなし
井川 啓央

しずかなる功労者たち

去年の秋から、ちょこちょこ桐生に通っては、紫香邸の庭をせっせといじっています。そんなに広い庭じゃないけど、ほっておけばすぐにジャングルになる。忙しいだの、いまやろうとしてたとこだの、そんな甘っちょろい言い訳は、植物には一切通用しないことを、ハタケマメヒコで痛感してるから。MAMEHICO紫香邸として

料理・甘味
菊池 幸恵

遠くて、近い場所

岩手からMAMEHICOに通っている(笑)、菊池幸恵です。こちらのブログには、これが初投稿となります。 まずは自己紹介をかねて──私は、シンガーソングライター・中島みゆきさんの大ファンです。そのみゆきさんのプロデューサーであり編曲家でもある瀬尾一三さんが、じつはMAMEHICO三軒茶屋店の常連さん。

井川のはなし
井川 啓央

創造とは過剰

今年に入って、ほとんど息つく暇がないんです。桐生では庭いじりと補修。毎月ある面白ラジオの脚本と収録、それに編集。御影では新作メニューづくりに加えて、イベントの仕込み。さらに、これまで手が回らなかったメンバーシップの仕組みと、ホームページの改修にも、ようやく本腰を入れはじめたところです。 そんななかで

料理・甘味
前島 由紀

豊かな時間

こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。 私がその店に出会ったのは、もう20年以上前のこと。代々木上原の駅を出て音楽村通りをぶらぶらと歩いていたとき、ふと目に入った「アルバイト募集」の張り紙。扉の横に小さな文字で手書きで書かれていて、少し入りにくい雰囲気のお店でした。 思い切って木の

井川のはなし
井川 啓央

珈琲がつなぐ手と手

珈琲豆の値段が、ずっとジワジワ上がってきていたんですが、ここにきて、いよいよ「ひどいな」と言いたくなるほどの値上げが、容赦なく来ています。 2024年の終わりには、世界の主流であるアラビカ種の先物価格が1ポンド(約454g)で3.29ドル、つまり500円を超えたそうです。2025年2月には、たった1

料理・甘味
前島 由紀

青菜に哲学あり

こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。 MAMEHICOのカレーやブランチプレートに添えられていた、あのシャキッと美味しい青菜。実はひそかにファンの多いこの青菜。使うのは、小松菜やほうれん草、菜の花、春菊など季節ごとに移り変わる旬の青菜たち。たかが青菜、されど青菜。MAMEHICO

メンバーシップ
水野 知帆

思いにそっと触れる

こんにちは。MAMEHICO神戸・御影スタッフの水野知帆です。 先日、井川さんが神戸に来たときのことです。東京には、それこそ星の数ほどのカフェがあります。生き馬の目を抜くような激しい競争の中で、MAMEHICOがどうして20年も続けてこられたのか。私はそれを尋ねました。 「うちなんか、価格も味も勝て

メンバーシップ
前島 由紀

この場所を想う

こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。 MAMEHICOのシフトは、早番・中番・遅番の大きく3つに分かれています。その中でも、私は早番の仕事がとても好きです。 早番は、お店を開けるための準備をひとりで行います。まずは、真っ暗な店内の鍵を開けるところから。一晩こもった生暖かい空気が、