2026年6月下旬 梅雨入り
東京から神戸へ
レイナ、お元気ですか?
レイナと最後に御影店で引き継ぎをしてから、もう1週間が経ちました。
このわずか1週間の間に、レイナが言っていた「東京は思ってる以上にハードですよ」という言葉の意味を噛み締めています。
まずは移動が大変。家から店に行くだけでも電車で1時間かかっちゃう。時間帯や乗る電車によっては席に座ることもできないし、なんならひとに押しつぶされる。
そんなのが往復2時間、毎日続く。体力勝負のカフェという仕事には、これがだいぶ効くね。
御影に住んでいた時は自転車で5分の場所に住んでいたから、この落差に体がまだついていけていません。本当、恵まれた環境にいたんだなあ。
それと営業時間の違い。
御影店は朝6時開店、夜6時閉店なので、家には遅くても7時前には着いていました。でも朝9時開店、夜9時閉店の三茶店に朝から晩まで入ると、そういう生活はできない。
締め作業までしたら家に着くのは真夜中。電車で寝過ごして、降りたい駅で降りられなかった時の、あの何とも言えない感じが、書きながら蘇ってきます。
「毎日大変だよ」と、レイナは笑いながら話していたよね。
あの「大変」を、私はずっと、お店の中のことだと思っていました。
お客さんが100人以上来る日もあるのに、少ない人数で回さなきゃいけない。そういう忙しさのことだと。
でも、実際に来てみたら、それだけじゃなかった。
さっき書いたような通勤や、生活そのものの大変さも、ぜんぶ含まれていたんだなと、今になって気づき始めています。
そうそう、そういう前提で、この前の日曜日に朝9時から夜9時まで初めて三茶店で働いたのだけれど、これは本当に大変だった。
開店と同時に5、6組のお客さんが来て、次々とモーニングを頼んでいく。途中パンが足りなくなって買い足しに行ったけれど、それも足りなくなるくらい注文が続いたなと思ったら、今度はランチタイム。
その後のカフェタイムには、満席で入れないお客さんが店の前で待っている。やっと落ち着いたと思ったら、夕方にはディナーのお客さんがやってくる。
そんな感じで、朝から晩まで流れが途切れないんだね。1日を通してお客さんが来てくれるのは本当にありがたいことだけれど、その分、中で働くスタッフは止まることなく動き続けないといけない。御影店でも同じだけれど、東京ではそのことをもっと強く感じました。「私たち、動き続けないと帰れないんだな」と心底思ったよ。
それにしても、こんな日々が続く中で、レイナはさらにお芝居もしていたんでしょう? いつ台詞を覚えていたの? 稽古だってあるし、本番までの準備もある。エンタメに関わることをやりたいと前に話してくれたけれど、夢や目標があったとしても、この生活はなかなかハードだなと思います。
ただ、大変な中にも楽しさはあって。最近、物販で販売するらっきょうの皮を10kg分剥いたの。2人がかりでも何時間もかかる作業だったんだけど、これが去年御影MINIで販売していたあのらっきょうなんだと思うと、こうやって作られていたんだと知れたことが、とても嬉しかった。さらに、今年はその作る場面に関われたことも嬉しかった。またみんなが「美味しい」と言って食べてくれるかな、なんて想像したりすると、大変さも吹っ飛ぶくらいだったよ。
そういう気持ちって、もしかしたらレイナの「お芝居をやりたい」という気持ちと少し似ているのかな。大変だけれど、その先に見たい景色があるから続けられる、みたいな。
まだ始まったばかりだけれど、1日でも早くこの生活に慣れて、この街で頑張ってみたいなと思っています。
レイナは御影でどんな毎日を過ごしていますか。
今度はレイナの方から、御影での日々のことを聞かせてください。




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