ゼロからの挑戦

みなさん、こんにちは!MAMEHICO神戸・御影店長しげちゃんの妻、渡辺みゆきです。

MAMEHICO神戸でも大人気の檸檬ケーキやみかんパフェ。
それらに使っている檸檬やみかんは、福岡県糸島市の宗敏郎さんが育てたものを、直接送っていただいています。
MAMEHICO代表の井川さんが糸島に訪れた際、たまたま宗さんのみかんを食べて、「こんな美味しいみかんは食べたことがない!」と感動し、惚れ込んだことがきっかけで、お店で使わせていただくことになりました。

先日、宗さんとお話しする機会がありました。
宗さんが農業を始めたきっかけやその後の活動についてお聞きするなかで、私たち夫婦の経験と重なる部分があり、勝手ながら親しみを感じて、嬉しく思いました。

家業の農業を継ぐため、47歳で退職された宗さん。
脱サラしてゼロからのスタートだったため、ご家族や近隣の先輩方のアドバイスを受けながら、目の前のことに精一杯取り組む日々。
あれこれ試したいなど考える余裕もなかったそうです。

しかしみかんを食べたお客さまから「美味しい。」という声をいただくようになり、少しずつ自信がつき、自分の作るみかんに誇りを持つようになったとのこと。
ちょうどその頃、同じく脱サラされた息子さんも農業に加わり、出来ることも増えました。
そうして「自分が農業に携わっている証を作りたい」という想いが芽生え、「西南のひかり」という、MAMEHICOのみかんパフェでも使わせてもらっている、「本当に美味しいみかん」が生まれました。

私たち夫婦もまた、仕事を辞め、MAMEHICO神戸の運営に携わることになり、それまでまったく経験のなかったお菓子や料理作りをゼロから始めました。
オープンした当初は目の前のことで精一杯。
1周年を迎えたときも、それどころではなかったことを覚えています。
でも2周年を迎えたとき、1周年のときとは違う自分に気づきました。

お客さまに「美味しい」と言っていただくことが、私にとって大きな喜びになり、「もっと美味しいものを作りたい。」と思うようになりました。
デザートや食事を作ることだけでなく、お店の小さなことや、休日の過ごし方さえも、料理の美味しさやお店の居心地の良さにつながっていると感じています。
それがお客さまの笑顔につながるよう、目の前のことを丁寧にこつこつと、誇りを持って続けています。

誇りを持って作られた宗さんの美味しいみかんや檸檬を使い、誇りを持ってデザートが作れること。私にとって、胸が熱くなるくらい嬉しいことです。

御影MINIでは、3月13日(木)から24日(月)まで、宗さんの「本当に美味しい不知火」を販売します。
この美味しさを御影の人たちに届けられることがまた誇らしい!
胸を張って宗さんの不知火をお客さまにお届けできるよう、これからも日々精進します。

 

2025.3.13〜3.24
御影MINI季節だより「不知火」
MAMEHICO神戸・御影にて

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