積み重ねの先へ

みなさん、ごきげんよう。MAMEHICOの日野です。

冬メニューが始まり、一週間ほど経ちました。
急に寒くなり、街の木々も色づき始めていますね。
年の瀬へと少しずつ近づくこの時期、MAMEHICOでも来年に向けた新しい動きがちらほらと見えてきました。

動画配信の企画を進めたり、各店舗のイベント内容を見直したり。
メニューや運営のあり方も、もう一度立ち止まって考えてみたり。
いつでも「やりながら考える」のが、MAMEHICOらしいところです。

いま、ホームページでは『20年の軌跡』と題した特設ページを公開しています。
2005年にオープンしたMAMEHICOは、この夏で20周年を迎えました。
1ページにぎゅぎゅぎゅっと詰め込まれた20年分の出来事を眺めていると、当時のことを昨日のように思い出せます。

わたし自身は、2008年にアルバイトとしてMAMEHICOに入りました。
ただカフェが好きで、なんとなく働き始めたのがきっかけ。
気づけばもう17年も経っていたというのだから、不思議なものです。

「MAMEHICOで働くのって大変でしょ」と言われることもありますが、正直あまりそうは思っていません。笑
もちろんいろいろあるけれど、やっぱり「楽しい」が上回っているから。
思い返すと、失敗と思われるようなこともたくさんありました。
でも、そのときどきの自分たちにとってのベターを選び続けてきた結果が、そして、そうして積み重ねてきた時間こそが、いまのMAMEHICOをつくっているのだと思います。

ページを眺めていると、これまでMAMEHICOに関わってくださった方々への「ありがとう」が、じんわりと湧いてきます。
MAMEHICOの考えや活動に共感し、応援してくださる方がいる。
そのことが、どれほど心強い支えになってきたことか。
時代の流れは早く、周りもどんどん変わっていきます。
気にしすぎていたら、きっと続けられなかったでしょう。
それでも、自分たちのやりたいことや大切にしたいことは崩さず、必要なところは柔軟に合わせながら、20年という時間を歩んできました。

「個」と「集」を行き来できる空間を、カフェという形で実現させよう——井川さんのそんな想いが、少しずつ確かなかたちになってきているなぁと、あらためて感じるこの頃です。
MAMEHICOは、ただお茶をする場というだけでなく、カフェを通して「ヒトがどう関わり、どう生きるか」を考える場所。
関わり方にはいろんなグラデーションがありますが、お客さんとスタッフが一緒にお店(場所)をつくっていく——そんな関係が、ゆっくりと、でもたしかに広がってきたように思います。

ぜひ、こちらのページをのぞいてみてください。
そして、もし「なにか一緒にやってみたい」と思ったら、気軽に声をかけてくださいね。
ここから、新しい時間や関わりが生まれるかもしれません。

 

MAMEHICO20年の軌跡
特設ページ、ぜひご覧ください。