過ちを超えて 井川啓央 2025年3月5日 アメリカの作家で、ネイティブ・インディアンと30年以上にわたって交流し、その文化や哲学を世に知らしめた作家のナンシー・ウッドの代表作『今日は死ぬのにもってこいの日』のなかの一説に、こういうのがあります。 今知っていることのすべてをもっと以前に知っていたならば人生を年寄りとして始めたことだろう、若さを置き去りにすることのほか人生に恐れることなど何もないそう言ってくれた老人にだまされた年寄りとして。そ つづきを読む