カンボジアプリンの選挙が近づいてきました。
告示通り、11月3日・文化の日が投票日です。
投票はHP、mamehico.comと、リアルな投票箱を銀座、三軒茶屋、神戸、紫香邸(カンボジアプリンやってないけど)、それぞれの店頭に、その日だけ置きます。
期日前投票はWEBのみ、11月1日から2日20時まで受け付けます。
開票発表は翌日です。笑
ただいま応援演説の動画も、少しずつHPに上げています。
見ると、みんなそれぞれ、ちゃんと理由を考えてくれていて笑えます。
「リコッタは塩気があって食べやすいから」
「コーヒーにはやっぱり生クリームが合うの」
「おしゃれなカフェにはリコッタチーズです」
それぞれに、さもありなんの理由をひねり出して、このつたない企画に付き合ってくれている。
企画立案者として、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。
「ありがと、ぺこり」
さてさて、あなた、選挙ですからね。
生クリームか、リコッタチーズか。どちらか選ばなければいけませんよ。
選挙とはそういうものですから。
しかし、「そもそも選挙なんかやっても誰も投票なんかしないよ」と、ボクにわざわざ忠告してくるヒトがときどきいるんですね。
さらに、「そもそもどっちも選びたくないわ」という声も上がってきてます。生クリームか? リコッタチーズか?
「そんなの、そもそも決めなくてよくないですか? 追加料金払ってもいいから、ふたつとも選べるようにしてほしい」。
ククク、面白いですね。
「どちらか選べ」と発表した途端、そもそも「選ばない」、そもそも「決めない」という選択肢を迫ってくるんですから。
面白いというのは、これって日本の選挙そのものじゃないですか?
選挙とは「選ぶ場」なんですから、なにかしら選んだらいいじゃないですか。
ところがここ日本では、選挙は「選ばない」場所として位置づけられてるようで。
あの、なんでなの?
おそらく。
「どちらになっても、そんなに困らない」から「選ばない」のではないでしょうか。
日本の政治も、カンボジアプリン選挙も(一緒にしたら怒られるかしら)、どちらを選んでも致命的な違いはない。
だから「まあ、どっちでもいい」となるんじゃないの?
これはある意味では成熟の証でもあります。
投票に行かなくても日常は回るし、どちらが勝ってもカンボジアプリンはおいしい。
安定してるということです。
世の中がもっと不安定なら、選挙に行くはずです。
ところが不思議なもので、「そんなの選ばない」と口で言いながらも、「選挙」を発表してから、カンボジアプリンの注文は続々と増えているんです。
とくに、いままでカンボジアプリンを食べたことなかったヒトが注文してる。
「どっちでもいいよね、こんなの」と言いつつ、やっぱり気になってるのが可笑しい。
「選ばない」と言いつつ、投票前に一度は味を確かめておこうという心理が可笑しい。
人間というのはつくづく面白くて可笑しい生き物です。
不自由な社会を嫌って、思いきって広い空き地を手に入れた。
あー、誰にも邪魔されず、何をしてもいい、ほんとうの自由だ。
ところが、三日もすると、どうも落ち着かない。
そのうち、枯れ枝を折って棒きれにして、地面に線を引く。
「ここからここまでが、オレの場所だ」とようやく、ひと息つく。
あんだけ文句を言っていたのに、結局は自分で小さな枠を作って安心する。
完全な自由よりも、ちょっとした制限の中のほうが落ち着く。
人間とはどんだけ面倒で、理屈っぽい生き物なのか。
けどそこが、面白くて可笑しい。
「カンボジアプリン選挙」を通じて、そんな人間観察ができてます。
さてさて11月3日、ぜひみなさま投票してくださいね。
あなたさまの清き一票ですからね、お待ちしてますっっ!!
(まぁ、投票しないと思ってるケド笑)

カンボジアプリン選挙2025
投票日は
2025年11月3日 文化の日です。



