気配りの静かな力

こんにちは。MAMEHICO東京スタッフの飯塚友美です。
ほぼ毎日、三軒茶屋店で働いています。

子どもの頃から、タレ目でニコニコしていたので、笑顔だけは本当によく褒められました。
この笑顔だけが、私の唯一と言っていい取り柄なのです。

しかし社会人になると、「苦労を知らない」と言われることが多々あり、笑ってごまかしてきた自分にだんだん行き詰まりを感じるようになりました。
思い返してみても、恥ずかしながら、人や物事に真剣に向き合った記憶はほとんどなく、ただニコニコと笑ってごまかしてきたのは間違いありませんでした。

さて、そんな私もMAMEHICOで働かせてもらうようになり、紆余曲折を経て10年になります。
最初の5年くらいは、一番の下っ端として過ごしましたが、後輩も増え、気づけば中間管理職になっていました。

井川さんは最近、口癖のように「仲良しとクオリティを両立させなさい」と言います。
これはどういうことかというと、MAMEHICOに集まる人が仕事をするとき、大きく2つのタイプに分かれる、ということです。

・コミュニティ重視
「ドンマイ!」が口癖で、「仲良し」「楽しい」「平和」を大切にする人
・クオリティ重視
「仲良し」よりもとにかく「クオリティ」「成果」「結果」を重視する人

井川さんは、MAMEHICOというコミュニティを育てるためには、このどちらも両立させることが大切だと言います。
確かに、MAMEHICOには寛容さとクオリティが共存していて、それを心地よいと感じる人たちが集まっています。

私自身はというと…、紛れもなく前者。
自分にも他人にも「ドンマイ、ドンマイ!」が口癖です。苦笑
どうしてもクオリティを追い求めるより、みんながニコニコ楽しいことを優先してしまいがちなのです。
かといって、何でもいいという空気を作りたいわけではないのですが、そのバランスがうまく保てず、とくに後輩ができてからは苦労しています。

でも、先日「クオリティ」について考えていて、気づいたことがあります。
MAMEHICOでいう「クオリティ」とは、相手をよく見て、細やかな気配りをさりげなく行うことなのだ、と。

そして、「私は仲良しなら得意!」と勘違いしてきましたが、本当の意味での「仲良し」も、相手を見て細やかな気配りを積み重ねることで成り立つのです。
(こうやって書いている時点で、ちょっと無粋かもしれませんが…。)

結局、「クオリティ」と「仲良し」を両立させるには、相手をよく見て、気配りをすることしかありません。
MAMEHICOの仕事とは、気配りの塊なのです。

さて、ここまでニコニコ笑顔だけで「仲良し」を押し通してきた私は、本当の意味での「仲良し」に辿り着けるのでしょうか…。