こんにちは。MAMEHICO東京メンバーの永野琴弓(ことみ)です。
突然ですが、みなさんは、「ひとりで食べる」が当たり前になってませんか?
私は普段の食事は「ひとりで食べる」が当たり前です。
一人暮らしをしているからというのもありますけど、自分に自信がなく人見知りな性格なので、わざわざ誰かと食事する煩わしさが苦手というのもありました。
ましてコロナ禍になってからは、みんなで集まることがよくないとされ、「ひとりで食べる=孤食」が日常となっていました。
そんなとき、「たまに一人でお茶をしに行くお気に入りのカフェ」としてMAMEHICOに出会いました。
銀座店がオープンしメンバーになりたてだった頃、井川さん主催の “お食事会” が何度かあって私も誘われました。
平日の夜に開催されるのですが、正直、参加するのはとても勇気がいることでした。
誰かと同じ席で、会話が続かなかったらどうしよう。つまらない私の話で空気を悪くしたらどうしよう。と私は心配でドキドキしてしまうのです。
当日、MAMEHICOに着くと、スタッフさんが「いらっしゃい」と言って席を案内してくれて、それだけでほっとして、来てよかった〜と感じたのを覚えています。
参加者は、MAMEHICOに長年通う常連さんもいれば、今日初めて来ました、という方もいました。
MAMEHICOのことや、そのとき並んだ料理のことなど、話は自由に広がっていきます。
手作りのあたたかいごはんを味わい、お茶を飲み、楽しい雰囲気に包まれて肩の力が抜けていきました。
それはなんだか久しぶりの感覚でした。
井川さんは冗談で「自分ほど面白い人はいない」と言いますが、ほんとに井川さんのお話は毎回面白くて、みんなで何度笑い転げたことか。
その姿はまるで、食卓にいる寅さんのように思えました。
それで私は「井川さんがしゃべってくれるから、無理に喋らなくてもいんだ」と安心して、ここに参加するようになったのです。
その後も、スタッフさんや他のメンバーから「今度のお茶会、来ませんか?」「クッキーの試食会があるんだけど、絶対おいしいから一緒に食べようよ!」などのお誘いを受け、顔見知りの人も増えていきました。
そしていつの間にか、あれだけ腰が重かった私が「みんなと食べると楽しいから」という理由で、MAMEHICOに足が向かうようになったのです。
一緒に食べるからこそ自然と会話が生まれて、人と人との関係や信頼構築につながっていくこともある。
そしていまでは、「ひとりで食べる=孤食」が当たり前だった私にとってMAMEHICOは、人と食卓を囲む大切な場所となっています。
