バターだけのマフィン
みなさんごきげんよう、日野沙織です。
MAMEHICO、今日の「やってることやらないこと」は、マフィンのあれこれについて。
ただのマフィンと侮るなかれ。そこには、ちょっとマニアックすぎるこだわりが詰まっているのです。
■その1:あふれ出る「耳」が美味しさの証
MAMEHICOのマフィン。おしりの部分、大きくあふれ出した「耳」。
実はこれ、マフィンを知り尽くした「なかじゅん」だからこそなせる技なんです。
マフィンの泡たて、決めの細かさがすごいため、キノコのように傘が広がり、縁にカリッカリの「耳」ができます。
焼き立ては耳の部分は香ばしくてサクサク。中の部分はしっとりふわふわです。
■その2:型に塗るのは「バターだけ」という狂気
ここが一番マニアックなポイントです。
通常、製菓の現場では型から生地を外しやすくするために「スプレーオイル(離型油)」を使います。簡単だし、失敗が少ないからです。
でも、ある時チカリンが気づきました。
「なんか、マフィンを焼いているのにドーナツを揚げたようなオイルの匂いがする…?」
せっかくバターたっぷりの生地を使っているのに、外側のオイルが酸化したような匂いとなって風味を損ねていると。そこで井川さん決断しました。「型にもバターを塗ろう」と。
これ、言うのは簡単ですがやるのは至難の業。冷たい型にバターを塗ると一瞬で固まってしまうため、薄く均一に塗るにはスピードと技術が必要です。またバターが溝に残ると、綺麗な焼き色がつきません。
なかじゅんも「それは無理では…」と難色を示していましたが、やってみたら味が激変!
外側のコーティングも中身もバターだけになることで、「本当に美味しいバターの香り」だけが残るマフィンが完成しました。
■その3:チカリン直伝!「究極のリベイク」術
マフィンアンバサダーになれそうなほどのマフィン愛を持つチカリン直伝の「リベイク(温め直し)術」をご紹介します。
この手順でやると、お店の味が蘇ります。
- 脱酸素剤を取り出す。(袋から出して準備)
- まず電子レンジで「5秒」温めます。
※これで中のバターと水分を少し起こします。 - 事前に温めておいたトースターに入れます。
- 香りが立つまで見守る。ここが大事!
目を離さず、バターの良い香りが立ってきたら完成。
「レンジで中をふっくら、トースターで外をカリッと」。このひと手間で絶品になりますよ。
■その4:2026年の野望「朝焼きマフィン計画」
最後に、ワクワクする未来の話を。
来年、銀座店などで「朝焼きマフィンキャンペーン」をやりたいと画策中です。
朝の時間帯、お店に入ると焼きたてのマフィンの香りが充満している…。想像しただけで幸せですよね。
それに合わせて、新しいラインナップも構想中。
- ご当地「地粉」マフィン
九州や長野などの個性的な地粉を使った、土の香りがするような力強いマフィン。 - お食事系マフィン(ケークサレ風)
グラナパダーノなどの旨味の強いチーズを使った、ワインや朝食に合うしょっぱいマフィン。
甘いだけじゃない、朝ごはんにぴったりのマフィンセット。実現に向けて動いていますので、どうぞお楽しみに!



