みなさま、こんにちは。MAMEHICO東京メンバーのMifaと申します。
私は茨城県でピラティススタジオを営んでいます。
地元の神奈川にいた頃、インストラクターとして駆け出しの時代、カフエマメヒコ三軒茶屋店や渋谷店でアルバイトをしていました。
茨城に移住して、かれこれ10年。
同じ北関東にある群馬は、近いようで遠い場所。
お隣の栃木には家族で遊びに行くことがあっても、なぜか群馬には縁がなく、MAMEHICOが出店していたことさえ知りませんでした。
先日、日野さんのお誘いで、群馬県桐生市のMAMEHICO紫香邸を初めて訪れました。
アルバイトをしていた頃から数えると、およそ15年ぶりに井川さん、日野さんと再会し、紫香邸の畳のお部屋で、気づけばずいぶんと話し込んでいました。
具体的にどんな話をしたかは伏せますが(!)、経営者としての苦悩、この時代の主流に対して物申す姿勢、大多数の人が感じながらも見ないふりをしている違和感…。
そこに、少年少女のころの正義感を携えて立ち向かう姿に、私の本能が反応しました。
「この純粋さを私も守りたい」と。
いつだって理想から始めたい。
それが私の信条で、そのときも「一緒に何かを企てるなら、その精神で挑みたい」と思ったのです。
お店を営んでいると、現実と向き合わざるを得ない場面の方が多い。
でも、現実と格闘するだけで、面白い世界は訪れるのだろうか?
これが、私の正直な思いです。
「ここで何かやってよ」と井川さん。
「何やりましょうかね」と私。
まだ具体的なイメージはありません。
でも、帰りの車の中で「何かが始まる」予感がありました。
何をやるかよりも、誰とやるかが大切。
心の通う相手との企てごとは、思いもよらない出来事を連れてくる──そんなセレンディピティを、私はこれまで何度も経験してきました。
その感覚を思い返しながら、「新しいご縁が広がる」ことを胸に、わくわくしていました。
土に種を蒔く前の、何もない空っぽの状態は、すべての可能性を秘めています。
その「何にでもなれる」ことに、無責任にわくわくする自分を許しながら、日々の暮らしで湧いたインスピレーションを掬い取り、きっと形にしていきます。
時を経て、この先、改めてお世話になる予感がします。
どうぞお手柔らかに。
よろしくお願いいたします。



