古伊万里のカップについて

こんにちは、御影スタッフのシホです。

御影店では、温かい飲み物はポットと一緒に、江戸から明治時代に作られた古伊万里のカップでお出ししています。

飲み物によってその種類を変えていて、珈琲には蕎麦猪口を、紅茶・日本茶にはお椀型のものを、中でも中国茶を出す時には、柄が特に細かい器を選んで使っています。

こちらは一点ものなので、それぞれ柄が異なり、自然の風景を描いたものもあれば、龍の絵を描いたものもあり、ぐるりと回して柄を眺めると、まるで一つの絵画を見ているようです。

これらを持って皆さんにお出しすると、わぁ、と声を漏らす姿をよく目にします。
何人かで来られたお客様は、お互いのカップを見合って、わたしのも素敵、あなたのも素敵ですねと笑っていらっしゃる。

MAMEHICOでは「一緒に食べること」を大切にしています。
一緒に食べることというのは、ただ同じ席に座って食べることではなく、一緒の時間を楽しむことだと思います。

人間、共通点があると距離感が縮まるとは聞きますが、互いにカップ一つ手に取って会話を弾ませれば、みんなで心地の良い時間を過ごせるかもしれません。
そんなきっかけになれたら嬉しいです。

ちなみに。
カップは用意している中からランダムに選んでいます。まさに一期一会。
今日はどんなカップと出会えるかしらと思いながら飲み物を決める、というのもまた楽しいですね。

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