香りについて

みなさんこんにちは。

MAMEHICO神戸・御影のシゲです。

MAMEHICOのメニューは香りをとても大事にしています。
珈琲は香りを立たせるため、焙煎後10日以内のものしか使わず一杯ごとに豆を挽いてハンドドリップします。

そうやって淹れた深煎珈琲の香ばしさ、浅煎珈琲のフルーティーさは格別です。


MAMEHICOオリジナルの黒豆珈琲は適度に炒った黒豆を珈琲豆にブレンドします。

華やかなきな粉のような香りが特徴で、ミルクを少しずつ入れると香りが変化していくのも楽しめます。

炒った黒豆は香りがすぐに飛んでしまうので、使い切る少量のみを準備します。

おなじみの檸檬ケーキもそう。

焼き立てのパイは、バターの良い香りが店内を包み込みます。
レモンカスタードクリームの仕上げには、ノーワックスの国産檸檬の皮を混ぜ、
純生ホイップクリームには洋酒で香り付けをします。

そして香りが要のドライカレー。

弱火でじっくりと何種類ものスパイスを焦がさないよう、細心の注意を払いながら香りを立たせます。

隠し味の木桶醤油も鍋肌からジュワッと注ぎ、香りが充分に立ってから炒め合わせます。

仕上げには花椒(ホアジャオ)を散らします。
この花椒は、種を砕いて、粉状にすることも自分たちで行います。
粉砕すると、香りが飛びやすいので、少量ずつ。
複雑かつ芳醇な香りを奏でるドライカレーの完成です。

以前、井川さんに「香(シャン)を大事にしろ」と言われたことがあります。

ちょうどまかないの中華料理を作っているときだったので、面白可笑しく中国語で教えてくれたのですが、それからというもの香りをとても意識するようになりました。

香りは料理だけに限りません。

例えば店内の無垢材の家具や、生花、ドライフラワーが織りなす良い香り。

居心地の良い空間には欠かせないものです。
そうやってMAMEHICOでは香りも大事にしながら、毎日お客様をお迎えするのです。

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