【神戸】ラジオ体操と続けること

こんにちは。
MAMEHICO神戸・御影スタッフの水野知帆です。

いま、御影店では毎週水曜日に、メンバーさんと一緒にラジオ体操をしています。
お店の前にある深田池公園で、朝6:30から。
春には桜が咲き誇り、たくさんの人で賑わう場所です。

お店では御影にある内科医の先生をお招きしてトークショーをしてもらうなど、健康について考えるイベントを開催し続けていますが、今回新たな取り組みとして、老若男女誰でも参加できるラジオ体操が始まりました。

参加してくれたメンバーさんが「一日がめっちゃ長く感じて、得した気分になるねん」と話をしてくれました。
実際やってみると、凝り固まった体がほぐれますし、終わった後の、淹れたての珈琲をみんなで飲む時間は、心も緩むような感じがして、朝からいい気持ちになります。

この取り組みを始めてみよう!と決まった翌日から、特に振り付けを覚えるという練習も無しに始めることが出来た、ラジオ体操。
年代問わず、みんなの身体の中に染み込まれている、このラジオ体操の歴史について、ちょっと調べてみました。

遡ること今から90年以上前。国民の健康を促進することを目的に、ラジオで放送が開始されたのが、1928年のことでした。
こんなにも昔からやっていたのかと驚きますが、その当時、ラジオを持っている家、持っていない家もある中で、一体どうやって広まっていったのでしょうか?

それは、ヒトの力です。
全国にいる郵便局の郵便局員さんたちが動きを習得して、音声だけでは伝わりにくい動きを、実際に見せることによって正しい動きを広めていったのです。
テレビやスマホなんてものがない時代のインフルエンサーが、その街で働く郵便局員さんだと思うと、改めて人間の力の凄さを感じます。

そうやって続けていく中で、ラジオ体操の中身もアップデートされていきます。
今わたしたちが実際にやっている「ラジオ体操第一」にしても、それは3代目のものだそうで、戦争も経て、時代も大きく変わる中、どのように続けるか考えた跡が見えました。

ラジオという音で伝えるという制約。
老若男女、誰もができるような動きという制約。
そんな中で、2代目のラジオ体操はわずか1年で終わってしまうわけですが、これらを乗り越えて、今日のラジオ体操があるのです。

こういう歴史を知ると、自然とお店での動きと重ね合わせてしまいます。
わたしはお店に立ち始めてまだ1年も経っていませんが、新しいイベント、新しいメニュー、新しい人との出会いなどなど、色んなことが巻き起こっています。
そうして、少しずつですが、MAMEHICOの輪がじわじわと広まっていることを感じます。

今は音声だけでなく、写真、動画、読み物。
ありとあらゆる伝える手段がありますが、そんな中でも始まりは全てヒトから。
メンバーさんが周りのお友達にMAMEHICOのことを話してくれたり、一緒に連れて来てくださったり。
そういう場面を目撃すると、なんとも嬉しく、ありがたいなあと思います。

そして、続けるためには時代の変化にうまく合わせて、とにかくアクションを起こし続けることが大切。
時にうまくいかなくたって、それらが絶対に明日への糧になっていることを信じてやることで、時代を超えて、続いていく。

継続は力なり。そういうことを、ラジオ体操の歴史を知りながら、改めて考えました。

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