一歩踏み出す

こんにちは。
MAMEHICOメンバー、エンタメ部の酒井聡里です。

MAMEHICOはメンバーシップ制のカフェですが、メンバーでなくてもふらっと来ていただける“オープンデイ”が現在開催されています。
いろんな企画があるのですが、私はMAMEHICO神戸・御影店 9月の「ピアノの日」にピアノを演奏しました。

私はごく普通の会社員。
18歳までピアノを続けていましたが、それきりピアノとはご無沙汰。
もしこの状況で、あなたが「ピアノの日に、1時間ほどピアノ弾いてよ」と言われたらどうしますか。
断るか、血相を変えて練習を始めるかのどちらかが多いのではないでしょうか。

私はそのどちらでもなく、「わかりました、やってみます!」と言って、当日まで何もしませんでした…!
サボりではない。肝が据わっている変人でもない。
むしろその逆です。まじめで臆病。
これまでだったら断るか、引き受けて顔を真っ青にしながら練習していました。

でもね、なんだか人生変えたいんです。
今もいいけど、この地球でやりたいことやりきったぞ!つきましては卒業!!!みたいな心持ちで人生を終えたい。
同じような気持ちの方、いませんか?

人生変えたいと思ったとき、今までと同じ思考、同じ行動パターンをとっていては人生変わらないだろうな、だから今までと違う行動に出よう、それが今回の「ピアノの日」を通した挑戦です。
(8/30の投稿“「こうすればああなる」からの脱却”をあわせて読んでいただけると嬉しいです。)

さて、当日。直前に少しバタバタして、予定時間ぴったりにスライディング状態で椅子に座り弾き始めました。
当たり前ですが、しんどい。用意してこなかったんだから。

弾いたことがある曲でも、10年以上のブランクがあるからか、ほぼその場で譜読みをしながら弾いているに近い感覚。
とにかく楽譜にかじりついて弾き、あぁあと数小節で曲が終わってしまう、次何弾こう…。という感じでした。

でも、20分くらい弾いていると、身体が慣れてきて、店内が見渡せるようになってきました。
そして気づきました。<<みんな、ほぼ聞いていない!!>> いや、それは言い過ぎか。笑

とにかく、グループで話に花を咲かせていたり、作業していたり、思い思いのことをされて、その姿を見てほっこりするとともに、なんだか恥ずかしくなりました。
私ってなんて自意識過剰なんだろう、と。

普通BGMって、流れていたのかもわからないほどその場に溶け込んでいるものじゃないですか。
それを、私は間違えたらどうしよう…、下手くそだと思われたらどうしよう…なんて一人で緊張して、楽譜を鬼のように追っている。
そう思うと、なんだか可笑しく思えて、フッと軽くなりました。
それからは、好きに楽しくやって、あっという間でした。

終わった後、声をかけてくださった方がいました。
「あの、あなたがこうしてピアノ演奏に挑戦する姿勢にすごく共感して勇気をももらいました」。

そうか…、著名で大ホールが満席になるようなピアニストの演奏会こそ素晴らしいと思ってきたけれど、私が演奏することにも意味があるのかも…。
「この曲が気に入った!」と言われた曲は、私が弾いた中で一番簡単だと思う曲でした。
そうか…、難しい曲をいかに素晴らしく演奏するかじゃないのかも…。
挑戦したことで、多くの気づきを得ました。

10月にも2回、MAMEHICO神戸・御影店にて、ピアノを演奏する機会をいただいています。
10/19と10/26、14:00~ また振り出しに戻って、緊張のあまり鬼のような顔で楽譜にかじりついている私が見られるかもしれません。笑
ぜひゆるっと足を運んでくださると嬉しいです。

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