こんにちは。
MAMEHICOスタッフの草ヶ谷美香です。
MAMEHICO福岡・糸島の工事が終盤に入ってきて、大工さんや業者さんが作業する合間に塗装作業を進めています。
お店の建物は木造で、主に糸島の杉の木が使われています。
そこで、そのままの木の部分をお店全体の構想に合わせた色にひたすら塗っていきます。
基本的には「茶色」に塗っているのですが、茶色と一口に言ってもいろんな茶色があります。
様々な色味の塗料を買ってきて、単体で塗ってみたり、いろんな割合で混ぜてみて、ここはこんな色にしよう!と相談して…、
・黒に近い茶色
・赤っぽい焦茶色
・オレンジっぽい明るい茶色
の3パターンを塗り分けていくことにしました。
茶色の中でも赤みを帯びた色を採用しているのには理由があります。
今回のお店を作るにあたり、「装飾古墳」と呼ばれる、九州で特徴的に見られている古墳をモチーフにしようと考えました。
装飾古墳は内部に鮮やかな装飾画が施されていて、そこに使われている色、中でもベンガラと呼ばれる日本古来の塗料に見られる赤色を取り入れよう!というわけなのです。
天井から始まり、梁、柱、壁…と、上部から下部へ降りながら塗り進め、店内は細かい部分と床以外はほとんど塗り進めることができました。
お店づくりをするときに、自分たちでできるところはやろう!と、銀座や御影のお店も、スタッフだけでなく、たくさんのお客さんがお手伝いに来てくれて、みんなで塗料を塗ったり、和紙を貼ったりしました。
みんなでやると早いし、何より楽しい!
福岡のお店もそんな感じで進めています。
夏休みを使って東京から助っ人が来てくれたり、糸島市内にある九州大学の学生さんがお手伝いに来てくれて、木の部分を塗りました。
色が変わるだけで室内の印象はグッと変わるもので、ここがお店になるんだなぁという実感が少しずつ湧いてきます。
11月あたまのオープンへ向けて、日々前進しています。