MAMEHICO福岡・糸島のできるまで 第4回

皆さんこんにちは!MAMEHICO福岡・糸島のリノベーション工事の進捗をお伝えしていく記事の第4回ということで、今回もカフェ内外の工事の進捗状況をお伝えしていきたいと思います。

まずカフェ周辺の変化を2つ確認し、その後カフェ内部の変化を見ていくことにしましょう。

カフェの裏にあるテラスのそばまで歩いて行くと、草刈り機があるのを発見。その前で佇んでいると、やがてこの辺りの草を刈ってくださっている方がいらっしゃいました。

「2,3ヶ月放置していたら、草がこんなに伸びてきちゃった」というお話を伺いながら草木の方に目を移してみると、たしかにかなり伸びてきているのがわかります。筆者が6月に初めてここを訪れたときは、こんなに生い茂っていなかったはずですが…。植物の生命力のすさまじさを感じますね。

特に処置が遅れると面倒になるのが葛(くず)なのだそう。どんどん蔓が伸びてしまい、切るのが大変になるそうです。カフェのリノベーション工事の進捗を取材していくということで、カフェの内部の工事や駐車場などの周辺の工事にばかり筆者は気を取られていましたが、実際に山の中でカフェを運営していくとなると、後々まで続けなくてはならないのはこういった草刈りなどの作業なのだなと気がつきました。

これだけの広さがあると、1人や2人で作業するのは相当大変だと思います。カフェが完成したあとに「草刈り体験」のイベントを開催し、体験者の方に「山中にあるこのカフェのように自然と共生していくためにはこれだけの手入れが必要で、それはすごく大変なこと」だということを知っていただくのは面白そうだなと思いました。

カフェの周りをぐるっと歩き、正面入り口の近くにやって来ました。いつも目にする大きな岩たちを注意深く観察すると、一部の岩には黄色い丸が書きこまれ、その中には的のようなマークが入っています。これは一体何なのでしょうか。

少し後ろに下がって俯瞰すると、これらのマークが記された岩どうしは直線で結べるようにも見えます。ここに柱か何かを建設するために、岩を取り除いて足場を確保するのでしょうか。何にせよ、今後も継続的に観察していくことで、答えは明らかになっていくことと思います。

草刈りの様子や岩の変化を確認したあと、筆者はカフェの内部へ向かいました。カフェ内部の工事もかなり進んでいます。

まずは出入り口付近の様子から。ちなみにこの出入り口はカフェ工事の際の出入り口であり、お店がオープンしたあとは別の場所が正面入り口になります。その正面入り口は現在工事中です。第3回の記事で内部の様子を確認したときは張りかけだった腰板はしっかり貼られ、その上の部分の壁も工事が進んでいることがわかります。これから塗装が進んでいくのでしょうか。

そんなふうに考えながら壁を見ていると、「塗」の文字が書き込まれているのを発見。工事現場ではさまざまな業者さんが出入りするので、わからなくなってしまわないように、こうやって書き残しているのでしょう。

次に洗面台予定地に行ってみます。そこでも、壁の部分に「カガミ」や「上下木枠」といった書き込みがあるのを発見しました。ここには鏡が設置されるようです。それも結構大きめの鏡だと推察されます。

洗面台予定地の横側には、設置される予定の洗面台のカタログや設計図のようなものも貼ってありました。

さらに別の場所に移動しましょう。ここでは、かなり工事が進んでいました。最初の頃はただの空間のような感じでしたが、だいぶお店らしい形になってきています。この時点ではまだ学園祭の模擬店を彷彿とさせる見た目ですが、これからどんどん「本物のお店」に進化していくことでしょう。

こちらの作業台も健在でした。まだまだ切ったり加工したりする木材があるのでしょう。

さらに奥にあるこちらのスペースは、以前訪れたときよりもだいぶスッキリ整理されていますね。そして広くなった床の上には、いくつもの木材が並べられています。よく見ると、壁にも長短さまざまな木材が立てかけられているのがわかります。奥の窓側付近の腰板は工事が進み、ちょっとオシャレな見た目になっていますね!

さらに別の作業場では、先ほどの作業場以上の木材が並べてありました。カフェのリノベーションには、こんなに多種多様な長さ・大きさの木材を使用するのですね。ちなみにこれらの木材は基本的に糸島の木材を使用しています。用途によっては糸島産だけで賄えないものがあるので、その場合は福岡や九州などなるべく近くの木材を使用しているのだそう。

木材は別のスペースにもたくさん置いてありました。たんに使われる木材の大きさや長さなどがさまざまであるだけでなく、使われる木材の量も膨大なのですね。私たちが普段訪れるカフェやレストランでも、これだけの木材が使われているのでしょうか。使われる木材の量や種類はお店の方向性によって変わって来るかと思いますが、ここまでたくさんの木材が使われているお店は珍しいようにも思われます。

今回の記事ではMAMEHICO福岡・糸島の草刈りの様子や岩に書き込まれた謎のマーク、カフェ内部の工事の進捗を確認しました。カフェ内部では壁に「塗」「カガミ」などの文字が書き込まれており、今後の工事の展開が何となく想像できましたね。

これから壁の塗装や洗面台の取り付け、冷蔵庫などの搬入が行われていくと、もっとお店らしい見た目になってくることでしょう。

お店完成後、そこではどんな人たちが交わり、語り合うのか。どんな夢が生まれ、実現されていくのか。今からそんなことを楽しみに考えています。

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